勿忘草
勿忘草は悦んだ
春風と友達になったから
勿忘草は哀しんだ
春がもうすぐ終わるから
勿忘草は仕合わせだった
『愛』というものを知ったから
勿忘草は笑った
燕が旅の話をしたから
勿忘草は恋をした
青空に一つ浮かぶ雲に
勿忘草は嘆いた
自分が自由でないことに
勿忘草は孤獨だった
『愛』がいなくなったから
勿忘草は寂しかった
友がいなくなったから
勿忘草は哭いて、憐れんで、愉快になって揺れていた
勿忘草
勿忘草は悦んだ
春風と友達になったから
勿忘草は哀しんだ
春がもうすぐ終わるから
勿忘草は仕合わせだった
『愛』というものを知ったから
勿忘草は笑った
燕が旅の話をしたから
勿忘草は恋をした
青空に一つ浮かぶ雲に
勿忘草は嘆いた
自分が自由でないことに
勿忘草は孤獨だった
『愛』がいなくなったから
勿忘草は寂しかった
友がいなくなったから
勿忘草は哭いて、憐れんで、愉快になって揺れていた
勿忘草