あと何回、桜を見れるかなぁ
私の人生で数少ない
もっとも大切、・・・だった?
いまだ
大切な人が
亡くなるその年に
一緒に桜を見詰めながら
語りかけてきたのか
呟いていたのか
その言葉。
正解の応えなど無い。
あるとすれば
それは
己の慰めに向かうものでしかない。
発せられた者へ
真に必要な
その言葉を私は紡げなかった。
まさか
そんな
まさかね
そして。
何時だって人は無くしてからで
ないと気がつけない。
間もなく咲き誇るであろう
桜の花々は
春の度に
それを苦く辛い想いと共に
私に
気をつけろよ!!
と
注意し諭してくれている気がする。
のです。
よ?
あと何回、桜を見れるかなぁ
死に支度
いたせ いたせ
と
桜かな
一茶さんはやはり
私と何処か似ている方だったのでは
ないかなぁ。
響き過ぎる。