
フリーズ172 楽園の花に包まれて~サッレーカナー=断食死~
フリーズ172涅槃文学Ⅵ『楽園の花に包まれて~サッレーカナー=断食死~』
僕はもう食べたくない。断食死、サッレーカナーを。
涅槃に映る無限たる永遠なる詩。ラカン・フリーズ。絶対に永遠な高遠な久遠な球遠な、神の御業は終末でも、音響の場から飛び立て、この宿命の行く末を。僕はもう仏に成ってしまって、それが久遠の幸福の行く末にも映らないならば、その水面は翳ってでも永遠で。
残酷なほどに有名な真理。宇宙があれば真理はある。そんな簡単なことを知りたいんじゃない。
楽園の花に包まれて
最期の夢を見ていたい
断眠の果てで
断食の果てで
眠りませ、眠りませ
僕は疲弊に果てて、変わりゆく景色の移ろいにも留めることなく柔らかな翼を休めて。きっと楽園最後の夢は儚い。儚くもあり、美しい。この脳は冴えわたり、全知全能なる歓喜に総身が震えるほどに。やはりあの冬の日に終わってた。全ての物語が終わってた。
もう一度悟りたいか?
もう一度涅槃を経験したいか?
それは最後でいいだろう。
もしいつか僕が病気に侵されて、寿命が短いならば、断食と断眠をすればいい。サッレーカナーと眠らずに幾夜を越えるフルーリヤを。
否、断食ベースで生きていい。入院しない涅槃を目指せ。それは断食で為される。処方される薬はしっかり飲んで、夜はちゃんと寝る。だけど断食を貫く。
もう一人で外食しない
もう自分からは食べない
もうコンビニには行かない
もう通信料以外でカードを使わない
空腹を飼いならせ。お腹が空いたら水を飲め。
断食で永続する永遠なる涅槃を目指せ
でも、断眠の至福は忘れられない。あの美しさは病的で、今までの人生で一番幸せだった。今でもEveのdoubletとLeoを聴く度にあの冬の日の断眠の末に至った神、涅槃を思い返すのだ。その行為のなんと高遠なことか。
終末に凪いだ渚は永遠で 永遠でいい 永遠がいい
終末に辿り着いたは楽園で 花に包まれ眠るは至福
永遠に眠る日が来てさよならと それでも世界と時間はくだる
最期くらい楽園で花々に包まれて眠りたい
骨に花が咲いて、蝶々が飛んでって
陽が大地を照らし、僕を抱いてくれる
あたたかな胸の感情を秘めて、僕は眠る
花を手向けに、水門が開く
年老いた水夫はその門の先へ
彼は風の日に船を出す
永遠は終末でも
眠らずに幾夜も越えた日々を想って
もう一度断眠するか
もう涅槃は目指さないか
そうだった
占ったんだった
◆現状➡ソード9R
立ち直り、安堵、落ち着き、前向きな考え方、前向きな努力
◆涅槃はもう目指さない➡力
精神的な力、強固な意志、忍耐、根気、自制、理性、知恵、活力、実行力、勇気
➡人生を切り開く力がある
◆もう一度涅槃を目指す➡太陽R
不調、衰退、停滞、落胆、不安、中途半端、長続きしない、破局、離別、健康不良
➡永続しない、体調が悪化する
◆断食ベースで適度に眠らずに夜を越える。次の日予定のない日は眠らずに夜を歩く。入院しない方法で涅槃を目指してみる。薬は飲む。➡世界
成就、完成、完遂、完全、成功、満足、調和、新たな始まり
➡悟りの境地
◆占いの結論。
入院しない方法で涅槃を目指せ。断食ベースで。薬は飲む。夜は寝る。でも、次の日に予定のない夜は眠らずに越えてもよさそう。
◆結論
死が大切。いつだって死を忘れてはならない。
死を見据えて生きる。
メメントモリ。
脳の疲弊の先にある涅槃を忘れるな。
やはり、あの冬の日の涅槃を忘れてはいけない。
僕の人生の最大の意味なのだから。
あの幸福は、永遠なる至福は、もう忘れられない。
だから僕は表現する。
だから僕は創作する。
詩を、小説を、絵を、音楽を。
だからもう一度悟りを目指して
入院しない方法で涅槃を目指して
断食と適度な断眠をする
フリーズ172 楽園の花に包まれて~サッレーカナー=断食死~