コンピュータに亡霊たちは、試作

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東の大陸MAP

僕は今、マキナリングと言うMMORPGにはまってるんだ

そして僕のこのゲームでのキャラのネームは

弐郎っていうんだぜ

えーと、初級のクエストして、すこしゲームの小遣い稼ぎしよーぜ

だいたいこのクエストで港町のNPCから三千ディールほどもらえるんだ
ディールとはゲーム内での、通貨の単位を指す

そのクエストは港町の漁民に王都のNPCまじない師ネプンが込めたお札を届けるクエストさ
簡単なクエストだが初級の回復アイテム、ヴァイタリティドリンクを買う足しにできる

ユーザーどうしのマーケットには使えないけど、まぁたのしく、最初偶然した冒険仲間の
作ったギルドで僕と二人、剣士の独楽(こま)さんと言うプレイヤと魔術師の黒面法師と
いうプレイヤーで初級ランクながら楽しくやっているのさ

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王都から港町にいくクエストは達成されて、地味なクエストながらも達成感に浸ってた僕は良しこのディールでヴァイタリティドリンク買って、明日は河の辺でのモブを倒して収集のクエストするぞっとニヤニヤしていた。

そんなときゲームの港町の偽的海からのさざ波の音に速やかさを感じて、少し、一般マップからそれた、裏マップみたいな海辺からゲームのBGMでスースーっと気味が悪いエリアに心を惹かれた、そしてそのエリアに歩みよると、妙な音が聞こえてきて、リアルでプレイしてる僕でさえ、リアルに寒気が走ったすると、ビューっと風音が聞こえて、ある天使の姿をしたキャラクターが僕の前に現れたのであった。

そのキャラクターは天使の羽をもち、そしてかわいいらしい女性の姿で僕の前に現れて、僕に。

「私をこのゲームから見つけてまた会いましょう、時が過ぎれば」

と言って消えていったのであった。

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そうその幻のような天使に見惚れていると、そこらあたりから、得の知れずモンスターがポップするのが、僕に寒気をよぎった、そして
 「うわ、うわ」と得の知れないモンスターから逃げてる、アーチャーが、その僕の適正範囲外のモンスターを射抜いてくれた、それに感激した僕は
 「あ、ありがと、ねぇーさん」そう言って彼女のキャラクターネームを見ると、理那と書かれていた。
 そしてそのアーチャーが「気をつけなさい、ここはときどき、適正外のモブが出現するから」
 そう助けられて本当にありがたかった、このゲームで死ぬとデスペナルティを受け能力が大幅にダウンしてしますのだ、直すには課金アイテムで全回するか、ユーザー売りのマーケットでデスペナの治療薬を買うしかないからだ。
 もしデスペナうけると、1日分大幅な低下になってしまう

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あーだるい、気がついたら自室の窓から、朝の陽射が射していた、そして僕はやべもう朝だそうおもって、冴えない脳をインスタントコーヒーで刺激するかのように、一杯二杯と飲んで交感神経系からドーパミンをだし、朝のかったるいだるさのなか、急いで汽車に乗ったのであった

オレは石田数理(いしだかずま)

頭はぼーっとして、あの昨夜みた、天使のようなキャラは何だったんだろうそう僕は窓越しにうつろに、学校のグラウンドを眺めるのであった。

ッチ、あーあもういいっさ、そう思い僕はあのMMORPG、マキナリングの攻略サイトを端末機から、攻略法を漁ってると、マキナリングの裏のうわさ、それは、マキナリングのサーバーには地縛霊が張り付いてい要るという、怪しいうわさがあることを探ったのであったが。

それを確かめに言霊を探るようにマキナリングと適当にそこらのプリントされた裏側にそのロゴを描いて札を作り

放課後の学校、誰もいなくなった教室で五芒星を書き、そして右下に了了了のミツリョウを刻むように

ノートに五芒星をなぞり、スッと円く囲いミツリョウを書き口寄せのしるしである朱印を傍に置き。

そしてロゴの札を人差し指と中指で挟み、五芒星の真ん中に落とした。

僕はマキナリングと言うロゴを五行の五克五生、木生火生土生金生水生、水克火克金克木克土、五行を巡らせて、地縛霊を冥界から寄せた。

そしてよせた亡霊に九字切りを行いその



『臨』独鈷印
『兵』大金剛輪印
『闘』外獅子印
『者』内獅子印
『皆』外縛印
『陣』内縛印
『烈』智拳印
『在』日輪印
『前』隠形印

と風を吹き掛け了了了の字に素早く朱印を印鑑で石田と言う字にポンポンポンと封じた

すると地縛霊は震えるように答えた。

「ゲームの中に投影する真実がやがてお前を導く」

と言ってスッとまじないごとは消えていったのであった。、

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今日僕は学校から帰ってきて、なんだあの亡霊と思いながら、いつものようにマキナリングにログインした、すると僕のギルドに独楽さんが脱退してて、

「あーいっしょにギルドを作った仲なのに」と黒面法師というプレイヤーに問いかけると
黒面法師はえらそーに
「ははは、お前の技量がないからじゃの」
ッチこいつオッサンかよ

黒面法師はリアルじゃプログラマーやってるみたいだけど実際のところはしらない、しかし放課後占ったように。なにかゲームに集団で魂が渦巻くような、霊魂のあぶきようが感じられた。

そして僕は昨日のクエストの報酬で東の大陸の河の辺と言うところで、いっしょにモブを狩ってレベリングしようとする企みに黒面法師も付き合ってくれた。

僕らはハットゴブリンでも狩って、そこそこレベリングしようと考えてるなか

「おいリカバリーがおそいんだよ」と男性の声がして
「なっなによ、もー」って女性のヒーラーのジョブがハットゴブリンから追われてるところをこけた。

僕はおいこのゲームでこけるような設定あったけ、たしか脚力の敏捷が低いとき、続けざまにスキップつかったときキャラがこける可能性あるんだっけ。

ああ、杖まで落としちゃって、そんな中は僕は黒面法師と別パーティーだが助太刀をして、僕の盾でその奈々と言うプレイヤーを助けた。

そんななか、ルドルと言うプレイヤーが「おめーら横しただろ」って経験値をとられたように言ってると。
黒面法師「おいおいあの状況だとまちがいなく、おまえたちデスペナくらってたぞ」と言って。
ルドルは「ッチ」って悪態を吐き「まぁいいありがとよ」

そんな中僕は「ねぇいっしょに狩ろうよ、そっちのほうがレベリングの効率良いし」って言うと。
ルドルは「しょうがねーの」って往生際のわるさに悪態をついていた。

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僕らは適当に狩ってると、奈々がなにか見つけたみたいで、ねぇこっちのフィールドに怪しいのあるよ。

するとルドルが「へぇーどんなのレアアイテムだったら、おまえらにわたってもオレのものだからな」
ッチ、相変わらずぶあいそなヤツだな、とそう思うと。

ッチ、どこまでヒッキリなしのプレイヤーなんだよそう思ってると

黒面法師が視察をして、これはマキナリングの世界の古代魔都の祠じゃ

するとルドルは喰いかかるように聞き返し「おいどういう意味だよ」っと喰いかかった。

すると黒面法師は「あんたに言ってもわからんと思うが、このゲームは天才プログラマー、村田郁哉(むらたいくや)がシステム設計に携わってたんだ」

それを聞いた僕は「どういう意味だ、そのイクヤさんってやつは」

すると黒面法師は火属性の魔術師らしく火の魔法を使って、「ファントムフレイム」と唱えた、するとほのおがまうように、火の亡霊となってあらわれ、そしてその亡霊は「われ古代魔都の魔導士フリードなにの御用だ」
すると黒面法師は「やはりの」って言い、「魔導士フリード、河の辺でなぜ眠っている」
するとフリードは「今お前に話すようなことはない」っと言って消えていた。

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それをみたルドルは黒面法師に
「どうゆうことだよ」と聞くと
すると黒面法師は「このゲームは不可算崇拝と言うシステムが組み込まれているのじゃ」
これを聞いて僕は「たしか黒面法師はリアルじゃプログラマーらしいね、教えてくれないかそのシステム」
すると黒面法師は「いいだろう、このゲームはゲーム自体のプログラムを書き換えてる自動生成のプログラムがが走ってるのだ」
僕が「自動生成…」っと僕が怪しげに漏らすと。
黒面法師は「あーこのゲームは量子コンピュータの不可算処理性を利用してAIたちに不可算濃縮と呼ばれる錬成をさせてある」
それを聞いた僕は「これはどういう意味だ」
と問い直すと黒面法師は「このゲーム自体生きてるのだよ」
ルドルは「さっぱりわかんねー」と言うと、
すると奈々は「もううちの弟たら」と言って、この言葉に僕は
いいあの往生際悪いプレイヤーが奈々さんの弟のわけとため息ついてしまった。

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黒面法師は魔法円を書き「ファイアシールド」と呪文を唱えた
そんなあいつに僕は「何やってんだよオッサン」というと
「今ここのゲーデル数盤を記憶させている」
僕は「ゲーデル数盤?」と不定形に問いかけた
すると黒面法師は「ゲーデル数盤は量子コンピュータのゲーデルアーカイブを作るパーツなのじゃ」
そう言ったオッサンに「なんだかよくわかんないんだけど、難しいシステムなんだねこのゲーム」
そう川辺で話していて思えば、
狩を終えたとき、2レベルほど上がっていた、そして僕は黒面法師に、「なぁ僕も初級プレイヤーから脱却できるかな」そう言ってる、黒面法師は
「そうだな、弐郎、たしかキミは風の騎士じゃなかったか」
僕は「そうだ僕は風属性のジルフで洗練された剣をもつ、エアエレメンタルナイトだ」
そう言った僕に黒面法師は「ははは、なら明日に、風精錬の剣が手に入る特別クエストがあるこれを手に入れてこい」
それを聞いた僕は「ええ、どこであるのですか」と聞くと
「王都でクエストの依頼が届いておるそこで、たしか藪森を越えた、廃墟と化した墓所に花を染むけるクエストじゃよ」
それを聞いた僕は「ありがとジイさん、明日その特別クエストを是非クリアさせてみますね」

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僕はログアウトして、スーッと夜の暗闇に朝焼けがほのかに、あわいさめた藍色になり、鳥たちがチュッチュ鳴いてるのが聞こえる。
僕は椅子に背をもたれ、かかって。
ふーっと息をはくと、スーッと心が通るような、朝のだるさにゲームをしすぎた眠気が、ぐったり疲れに来る。
ゾーっと言う部屋の空調のおとが耳ざわりに意識させるかのように聞こえてきてる。
僕の部屋から外を見渡す、あいかわず早朝のあわい藍色のような、心はすこしばかり、ゲームのことを思いださせ、
「あの黒面法師が言ってた不可算濃縮ってなんだろ」って考えさせられる。
そんなとき、カラスどもがカッカーなき、あわい朝焼けがあらわに空間を醒ましまるで、まるで僕部屋から見える空間の街路に亡霊たちがさすらう、そのような感覚さえコーヒーの苦味とともにおぼろげに感じた。

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昨日聞いた、翌の日の今日、王都クエストの掲示に見ていながら、僕は
「おい黒面法師、例の風精錬の特別クエストってどれなんだよ」
すると「これじゃよ」
僕はコレを見て「ゲ、討伐内容は藪森の殺人エルフのかしらが持ってる、亡き者へ追憶の花束を手に入れ、廃墟と化した墓所へたむけろだと」それを口ずさんで僕は「さっ殺人エルフだって、あれは上級プレイヤーでも、手こずる大ボスじゃん、なんでこんなのが初級クエストにでてるんだよ」
すると黒面法師は「まぁまぁ殺人エルフは亡き母を失くした思いで追憶の花束を持ってるのだよ、それにこれはデスペナをくらったらロストクエストつぎの機会はほぼないであろう」
僕はいいこんなのほんとにクリアできるのかよ、それにこれは単独クエストだしさ。
そういって僕は身をひいてると黒面法師が「気にするな単独クエストだが非プレイヤーは同行できる」
それを聞いて僕は「チェ、たよりなるNPCがいるのかよ」
すると黒面法師は「まぁの精錬された傀儡を使おう」
それを聞いた僕は「それってどこにおい」って黒面法師が向かう先には物騒な王都人形屋に足を運ばされていた。
そして黒面法師はまるで亡霊漂うこつぜんとした無人のような店に、品定めをして。
奥の店の支配人が「これがお好みで、お目が高い、これはセレルといって、魔具人形でも、崇高なエーテル結晶が籠ってありますぜ」
すると黒面法師は「これを借りよう」
支配人が「わかりましたレンタル料はあんたが持ってる魔導書を担保でどうだろ」
すると黒面法師は「わかった」といって「エーテルイグニッションアライブ」と唱えた
するとセレナは起き上がり、キレイな澄んだ水晶が僕を吸い込むかのように、「ありがと起こしてくれて」と言った
しかし僕は「おい黒面法師これを担保に出していいのか、これかなりのユニークアイテムだぞ」
すると黒面法師はグッドサインを親指を立てて示しながら「いいのじゃよクエスト達成すれば、その報酬で担保分払える」となでてくれた。

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僕はセレルを補助魔導士につれて、藪森のは入り口である、
『今は亡き帝領の森』と言うフィールドを歩いていた、
そしてセレルが「ここはかつて旧王都が荒涼としてなかったころ、皇帝がやしろとして使っていた、しかし今じゃ国は衰退し、得体のしれない藪が生え、モンスターすくうしげみと化し、冒険者以外近づかなくなった」
こういってるセレルに僕は鼻で笑うように「なんだよ、NPCの割りにナマイキだな、こんなのただのゲームの設定じゃないかもー」
そういった僕に彼女は「…」と黙り込んでいた。
それにしても、ッチここは野生エルフがプレイヤーを襲撃してくるフィールド、いくら、一級の魔具人形を同行設定さしてるとはいえ、気は抜けないなッチ、しげみのゆれさえ、不意に思えてくる。
そう思いセレルに僕が「おい木偶人形、オブジェクトアンダーを唱えろ」
するとセレルは「木偶ってなに、このボックラ」といって「アウトヘイト」とわけのわからない、いやそれよりそれってモンスターを呼ぶ呪文じゃないか。
なんだよ野生エルフに睨まれてる、いつキルされてもおかしくない状況に、しょうがないここは自力で、
僕は「キラーズアイブレード」と武器を研ぎ澄まし、「エアーズフロウ」と風の呪文を唱え身軽に、ゲームの動作のフレーム数をはぶき「クイックムーブ」とスピードが速いエルフに対抗するような体制をとり反撃に備えた。
そのときセレルが「ブレスエスケープ」と勝手に唱えた。
すると僕らの気配が消え空間はスーッとエルフのモブたちを消し去るように葬った、
そうしてエルフからヘイトを買った迎撃をを逃れた。
そして僕はむしゃくしゃして「なんだよおめ、ちゃんと言うこと聞け」と言うと
セレルはナイフの刃を僕の喉元につけ「私は神聖なる魔道具、冒涜の言葉は私に好ましくない」
そう威をつけられ、息をのむように、「わかったよ、神聖なわたし、急所から刃をひいてくれ」
すると彼女は風を切るようにスサッとナイフをひき、革袋に収納した。
なんなんなんだよ、一級の魔道具ってのは、そう思い、藪森の奥地へ向かったのであった。

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そして僕はここでは必須な高価な消費アイテムである、エアアクティビティドリンクとシックスセンスストロベリーを食べ、剣にはオートカウンターの魔法精錬円滑刀剣油を付け、さらに奇息性正息の斬殺剣に黒面法師に調合してもらった霊薬、

コンピュータに亡霊たちは、試作

コンピュータに亡霊たちは、試作

  • 小説
  • 短編
  • ファンタジー
  • SF
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2025-03-08

Copyrighted
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