残像

そこに見えるのは
いつの日かの自分
坂道を歩く後ろ姿
見上げる空
交わす視線
あの時目に映っていたもの
それはあの時のもの
今目に映っているもの
それとは似ているけど違うもの
いつの日かの自分
それは自分だけど
違うもの
重ねても重ならない
はめてもはまらない
目を細めると消えてしまうもの

残像

残像

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2025-02-25

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