未来ミラー3章
新たなる試練の鍵
昼近くになると、見たことのない搭へと案内してもらった。未来の僕の言う通りだと、ここは時空の旅人達の聖なる場所だという。「ここならもしかするとお前の過去へ戻る鍵が見つかるかもしれない、まあついてこい。」と言いながら中へと入っていく。僕もついていくと、中は螺旋状に続いている。最上階へ上がると、僕は初めて口を開いた「こ、ここってどうなってるんだ!?」
目の前には搭内とは思えない一面に広がる草原が、そして中央には古びた時計が飾られている。未来の僕もそれにうなずきながら「どうだ、凄いと思わないか、昔の人々がこんなに時間を大切にしていたのだから。」そう感嘆しながら僕を見た。僕は辺りを見回したが、手掛かりとなるものもなく、そのまま時間が過ぎていった。
お腹が空いてきたので時計を見ると、針は12時を指していた。僕達は昼ご飯を外で食べていると、未来の僕は空を見ながら、語り始めた「この世界は凄いと思わないか?生き物がいて、自然に溢れていて、神様からいただいた時間、未来、過去があるのだから。俺はこの地球に生まれてよかったと思う。お前もそう思わないか。」僕は未来の自分に対して少し憧れを持った。
そして、僕達は再び搭に戻り心を落ち着かせた。今自分がしなければいけないことは一体何なのか、又はどう鏡に対して償えば良いのか。時よ、教えてくれ。そして、目を開けると、そこには光りに包まれた老人が現れ、何かを語っている、耳をすますと、「健よ、御主が今やらなければならぬことがある。それに付いてはそこまで教えぬが、できればその答えを自分でわかって欲しい。一つは何故自分が未来に飛ばされてしまったかということ、もう一つはその為に自分が未来でしなければならないことをするのだ。焦ることはない、神様は決して見捨てはしないだろう。」
僕は立ち上がり、鏡に対してどうすれば良いのかを考えてみるが、なかなかわからない。僕は未来の僕に相談してみた、すると、手持ちの鏡をポケットからだし、時計の前に置いた。そして、本当に世の中に生きていてよかったと思ったり、鏡に対してのありがたさを感じたときに再びここに来ればいいのではないのかと言った。僕はあまりその意味がわからなかったが、とにかくゆっくりと方法を探そうと思った。
未来ミラー3章