カンカンムロ
9時02分
おはようございます、
秋というには多少なりとも蒸しすぎな
私の休日は
お洗濯より始まっております。
それと
同時進行でシンク周りと
カトラリーの漬け込み消毒。
あー、
高熱殺菌の食洗機とか
こういう時だけ憧れます。
学生時代に
アルバイトをしていたお好み焼き屋さんで
食洗機に詰め込めるだけ詰め込み
一気に
まるで蒸し上げるように
高熱で洗い上げていたのですが
あれが気持ちよくて。
やはり
油を多用する飲食店でしたから
ひとつひとつ手で洗うとなると
イマイチ綺麗にならない。
よく
ファミレス等でも
『食器に付いているこの水滴アトは問題ありません』
みたいな事が注意書きで
テーブルに記されていたりしましたが
裏側を知る私も
むしろ
そういうのがあったほうが
あー、ちゃんと殺菌してるな、と
好印象を持ったものです。
まあ
ま、
で、ですね
昨日も少しガッカリする事がありまして。
重たい話なので
朝から
いきなり
そんなの書くのも何ですから
先ずは
おとぎ話
いや、民話から。
後で繋げますので。
昔々、
貧しいながらも真面目に生き
人並みに結婚、家庭を築く事
を夢見て
コツコツと働き
それが報われ
なんとか婚姻となり
その結婚式を
間近に控えた男が居たそうで。
そうして
何とか貯めたお金で
なんとか
祝言に出すご馳走の体裁は整えたものの
あっ、
と
気付いたのは
そのご馳走を盛る器がまったく足りない。
とはいえ
新たに買い揃えるのにも
貯めていたお金だけでは足りず
もう
あちこちに頭を下げ
金策に走っていた為
どうにも出来ない
それでも
此処まできて諦めたくない、と
また無理は承知で
頭を下げツテを回ったものの
どちらの先方にも
もはや余裕がなく
悪いが、とかえって頭を下げさせて
しまう始末。
途方に暮れ歩き回り
考えもまとまらず
いつの間にか
辿り着いたのは山の中の
ほら穴。
あー、困った、
こまった
こまった
そう
道中にも思わず漏らしていた
独り言を
誰に聞かせるでもなく
ついまた口から出てしまう。
すると
――――なにをそんなにこまっておるのじゃ?―――
という
不思議な声がほら穴の奥から
男は驚いたものの
藁にも縋る思いで
事の顛末を
姿を見せぬほら穴の主に相談します。
すると
――――あしたまたくるがよい―――
そして翌日
男が訪ねると
ほら穴の入口に
招待客分の
今までに見たこともないような
立派な食器が並べられて
おりました。
ありがたくお借り致します!
と
男はほら穴の向こうに頭を下げ
祝言を無事に済ませた後
どの食器もできる限り
きちんと洗い上げて
ピカピカに磨き
ほら穴へお返しに。
これ程の食器のお礼には
足りぬ、とは思いつつも
それでも
僅かに残ったお金も全て使い
食器の持ち主様へと
御赤飯を炊き上げ
こちらも添えて。
この話を聞きつけた
村の者たちは
それから
こういった場合になると
ほら穴へ食器に借りに参ったそうですが
と、ある時
返却時に数を誤魔化し
洗いもせず
もはや
習慣化していたのか
感謝もなく
足らぬ汚れた食器を
ほら穴へ投げ捨てるように
無造作に置いて
帰った者が。
それから
どれだけ頼もうと
その後
一切
食器は出てこなくなった、という。
・・・・・
いわゆる
椀貸伝説と言われるもので
日本中に
この類のお話はかなり多く
伝えられております。
ケース的には
ほら穴ではなく
池であったり沼であったり
持ち主は不明の場合が多いですが
蛇神であったり神様であったり
河童なんてのも。
さらにいえば
驚くことに
こちら
日本だけではなく
西洋にも
同様の童話があったりもします。
食材を手に入れたものの
調理器具がなく
お鍋を貸してくれたり、ね。
それで
終いには返さなくなる。
お決まりのパターン。
これは
民話によくある
人間の本性を表し
さらに突き詰めれば
そこから
ならどうすれば良いのか、を
学ぶのが本筋。
ここで
そう言うなら
当然
借りたものは誠意と感謝を以て
お返しする、
と
なりがちですが
私の考え読み解く真意は少し違う。
目線は
人間側ではなく
持ち主側です。
貸す方が悪い、と迄は
言いたくありませんが
結局
優しさは人間を駄目にする場合が
多い
というより
人間はクソ生物なので
優しさに対して
裏切りでお返してくる動物なのです。
九割九分九厘九毛九糸から九清浄に至るまで
ほぼ全員
そうなのです。
恩即仇
こちらも珍しくない。
で、
現実に戻りますと
こんなのを昨日
職場でまたやられまして。
あの人は優しいから
もっと馬鹿にしても大丈夫!!
それが人間です、
言い切っても構いません。
まあ
本当に極々稀に
奇跡みたいに
当て嵌まらない者も
居たりはしますけど
それを知っているだけに
こちらも
つい
同じ事を繰り返してしまうのですが。
具体的に何をされたかは
聞きたくもないでしょうから
詳細は省きます。
それで翌日の今日。
じつは
新築披露のホームパーティに
誘われていたのですが
その為のお祝い、
手土産として
また
紅茶のセット
ほら
これからご来客も多いでしょうし
何かの役にたつかな、と
ティーバッグでいえば
100回分
色々と詰め合わせ
それなりのものを
御祝いとして持って行こうと
用意して
いたのですが
やはり
行かない事にしました。
そもそも
そんな仲良くないし。
むしろ
これまでを振り返れば
私の事を見下しているような
節を感じさせる言動が多いお相手。
気の所為かと
思っている事の殆どは
気の所為ではないのです。
昨日の職場での事もあり
【食器の持ち主】としては
また同じ過ちを繰り返し
繰り返させるよりは・・・
と
自省し
おもむろに
綺麗に施された梱包を
ビリリと破り
その中から
ティーバッグを取り出し
お茶を淹れてみるのでした。
うーん
良い香り。
これなら
もう持って行けないし
手ぶらでなんて
さらに
とてもお邪魔出来ない。
良いのです、
きっとこれが正解。
台所も綺麗。
買う前に
解っていれば
こんなに買わなかったのですけど。
一万数千円分くらいあります。
こういうのが
無駄遣いなのですよね。
こうなった以上
せめて自分で
楽しまなければ。
14:23
やはり
出掛け無かった事こそが正解。
家で寝転んでます、
アニメでも観ようかな。
そして
飽きたら寝るの。
私がよく書くことですが
命が弾けるような
そういう幸福ではなく
例えば
スラムダンク世界で危機一髪からの
大逆転みたいなのではなく
燃えるような恋愛とかでもなく
冤罪や理不尽からの
拷問から
奇跡的に脱出したわけでもなく
そんなの一切関係なく
こうして
ささやかでも
穏やかに1人で過ごせること
素晴らしいことですよ、
あらためて
そう。
治に居て乱を忘れず
忘れていません
いつもいつも。
だからこそ
余計に尊い。
わざわざ出掛け
何を余計な因果を結ぶ必要があるのか。
出掛けるのは
己の平穏を守る為の必須項目だけで
充分。
どれだけ己1人が気を付けていても
厄介事を持ち込んでくる
家族も居ない。
通り魔に襲われたり
事件に巻き込まれたり
する
心配もない。
暴走車が突っ込んで来たりも。
うん、気を使うパーティに出向くより
よほど
正しい休日の過ごし方といえましょう。
さーて
お風呂でも沸かそうかな。
あっついの入って
またダラダラしよ。
これ、あんまり
オススメ出来ないのですけれども
こういう時に私がやる
身体操作みたいな
イメトレがありまして。
人間
どうしたって
どれだけ気を抜いたつもりでも
何処かしらかに力が入って
いるもので。
なので
私はとりあえず
一番楽な姿勢をとり
具体的には大の字で寝転がり
頭の天辺から
四肢
足のつま先
に至るまで
全てのネジを緩めて脱力するような
イメトレをします。
骨格から内臓、皮膚の張りに至るまで
全部。
分解寸前まで無数の螺子を緩めます。
そして
そのまましばらく放置。
これやったあとは
たいがい
何処か
異常をきたすのですが
私の場合は腰痛を引き起こす
場合が多い
のですが
とりあえず
全体的、相対的に見れば
プラスになっているような。
こびりついたストレスを
身体から流れ落とすような。
自己責任にて
ご興味があればお試しあれ。
あっついお風呂に入ったあととか
特に効果的です。
16:20
螺子を緩める時以上に
ゆっくりと真っ直ぐに締め込んで
巻き上げる
メンテ完了です。
今回は軽めに。
休日はしでの旅路の一里塚
一休禅師ですな。
無量壽
歩いていく視線の果てに近いところへ
ついぞ束の間に訪れる道標。
また其処に着くまで
歩く為にも
今だけはせめて。
カンカンムロ
翌週初日
月曜日に出社早々
また
ショッキングな事実が発覚。
今回の裏切りの絵図を裏で
描いて指示していたのが
職場内でほんの数人しか居ない
わたしの信頼していた人物の
1人に
よるもの、
で
あった事が判明。
その事実が露見した瞬間より
一切
挨拶どころか目さえ合わせなく
なりました。
こちらが
挨拶しジッと目を見詰めると
私の存在を無視するように
こちらを見ないように意識している。
これ迄の人生で数限りなく
体験してきたことだから
ああ
と
すぐわかりました。
かなり信頼していた人だけに
今回はかなりショックでしたが
まあ
人間なんてそんなものですから。
この人は優しい
話が分かる
と他から思われた瞬間に人生は
このように
かなりハードになります。
ブルータス、オマエだけではないよ
ほとんど全ての人間は
そういう風に出来ている
エネルギー源
行動の原理が
欲望である以上
どうしても
そうなる。
擁護などする義理など
ある筈もないのに
こうしてしょうがない事だと
記す時点で
もう
どうしようもないほどに
舐められるように
仕上がってしまっているのでしょう。
しかし
やはり
その行為は
私の価値観からすれば
言葉では言い表せないほどに
みにくい。
さらに追記、
いま
出先での商談を終え
ぼんやりとしていたら
と、ある
交差点にて
腰紐?
いえ
その紐だか縄だかの先が何処に
結ばれているのかは判りませんが
そうして
動物のように紐で繋がれ
逃げられないように。
犯人なのかは
よくわかりませんが
そうした人物が
現場と思わしき所で
警察官数名に囲まれながら
現場の再検証なのか何なのか
してまして。
あー
短気は起こすものではないな、
と
考えずにはおられないのでした。
なんだろう、昔から
どうあっても
私に罪を犯させ
自滅させてやろう!
というくらいの
存在不明からの敵意を感じると同時に
やってみろ!
全部阻止して
護り抜いてやる!!
という
それ以上に強い
何者か達の強い意思を感じる。
気の所為かな?
多分に違う。
確信めいて。