zokuダチ。セッション22

新規住人で、ロマ1からガラハドが入ります。ゲストさんで、
プレイボールから倉橋豊。

エピ 84・85・86・87

チビのお散歩 2

「ぴ、ぴ、ぴ……、此処のお部屋かなあ……?……違う、此処は
ポークのおじさん……」

それではブタである……。

「ぴい~?」

ホークの部屋から、いつもと違う泣き声と、罵声と悲鳴が聞こえて来た。

少し気になったので、部屋の隙間から様子を窺うと、知らない
小太りのおじさんとホークが酒を飲んで酔っ払い、肩を組んで
おいおい泣いていた。側にはゲラ=ハもおり、二人の対処に呆れて
困り果てている様子……。

「きゅぴ、何だかお邪魔しない方がいいみたい……」

チビはホークの部屋から離れる。ちなみにホークと一緒に酒を
飲んでいたのはホークの宿敵、ブッチャーであり、チビは知らない……。

「モフ?チビちゃん、何してるモフ?」

モフルンがとてとてと、チビの側にやって来た。

「ぴい、みらいちゃん達の処から盗まれたお中元のみかん、犯人が
此処のマンションの何処かに隠れてるきゅぴ、チビ、犯人捜すの!」

「モフーっ!すごいモフー!モフルンも一緒に探すモフ!」

「ぴ、じゃあ一緒にお部屋回ろ?」

「モフ!」

心強い?助手も加わり、チビは次の部屋を探す。

「今度は、ここ!」

「モフ?……お化粧くさいにおいのお部屋モフ……」

「入る、入る、どんどん入るぴい!」

「モフモフモフ!」

チビとモフルンは構わず部屋に入って行く。其処はバーバラの
部屋であった。しかし、現在、部屋の主はおらず、代わりに
いたのは……。

「……ぬひええ~……」

「きゅぴ、……赤ちゃんきゅぴ……」

ひまわりである。ちなみに、チビはまだ、ひまわりの事を
良く知らず……。

「ひまわりちゃんモフ、何してるモフ?」

ひまわりはバーバラの化粧箱から、化粧道具を引っ張り出し、
メイク中であった。鏡を見ながら化粧した自分の姿に見惚れて
いるらしく、チビ達にも気が付かない。

「何か怖い……、ぴ、他のお部屋行こう……」

「モフ!」

2匹はきゅぴきゅぴ、モフモフと、別の部屋を探す。

「今度は此処!」

チビは器用にドアノブを回した。

「♪ふんふふ~ん、ふふふ~ん……」

今度は近藤の部屋らしかった。

「……くさいにおいがするモフ……」

「ぎゅっぴーーっ!……此処にもいない、行こう!」

「モフ!」

チビは急いでドアを閉めて撤退する。近藤は又も全裸で着替え中であり、
チビ達はうっかり近藤の生ケツを見てしまったのだった。

「……なんや?今物凄い、失礼な言葉が聴こえた様な、
気の所為やろか……?」

「此処のお部屋はどうかな、ぴい?」

「ねえ、ユリアン……」

「……な、何だい?……エ、エレン……」

次はエレンの部屋に、ユリアンが呼ばれている様子。

「何だよ、急に呼び出すなんてさ、は、ははは……、エレンも……、
漸く分かってくれたのかな、……俺の気持ちに……」

「アンタ何言ってんの、……早くとっとと練習相手になってよ!
……アンタもさっさと構えんのよっ!ホラっ!」

「……え……、エレン……さん……?」

エレンは飲んでいたコーラを置くと、さっと身構え、戦闘スタイルの
構えをとった。

「新技の練習台に呼んだんだけど?でなきゃ、ユリアンなんか
用はないわよ!」

「ちょっ、ちょっ、ちょっ……、エレンさん……、ちょっと待っ……、
……ぎゃあああああーーっ!!」

「……此処にもいないきゅぴ、……次行こう……」

「モフモフ!」

「次は2階行ってみるきゅぴ!」

「行くモフーっ!」

……みかん窃盗の犯人捜しより、もはや、突撃!あなたのお部屋
お邪魔します状態になっている。


「……それではこれから、夏のお仕置き座禅修行会を行います……、
まずは、こむぎ、いろは、……美奈子……、前に出なさい……」

「ユキ~、そのでっかいアイスのぼうみたいなの……、どうするの?」

「ユキちゃんっ!?……な、なんか、言葉遣いも変わってない!?」

「ごめん、こむぎちゃん、いろはちゃん……、美奈子ちゃん……、
ユキ……、昨日テレビで見た、密着、お寺の尼さん24時間!……に、
影響受けちゃったみたいなの……」

「ちょっと!何であたしもなワケっ!?……おユキちゃんっ!!」

猫屋敷ルームに集められ、何やら女の子達が正座させられている。
こむぎ、いろは、美奈子……、の、系3名。そして、3人の側で
仁王立ちし、めっ!をしている、人間化後、急に最近壊れて
来たらしい、ポンコツユキとオロオロ、見守っている相方のまゆ……。

「近頃の皆さんは日々悪戯ばかりし、欲望と煩悩に明け暮れている
様子とお見受けしました、今日はそんな気が抜けている皆さんを集め、
少し精神を鍛え直して差上げるべく、……この猫屋敷ユキ、立ち上がる
事に致しましたの……」

「ユキだって、ヨクボー?だらけでしょっ!こむぎみたもん!
きのう、おへやでこっそりひとりでミルクのアイスクリーム
たべて、ほやああ~っ……♡って、なってて、すっごくしあわせ
そうなかおしてたでしょっ!」

「んまあッ!?ユキちゃんっ、アンタってコはっ!」

「……ユキ?一人でアイス食べたんだ、……私を置いて?
……ふう~ん……、そうだね、私が手芸道具買いに行ってた
時間かな……、ユキ、その時は猫のままでお昼寝してたから……」

「あの、……ユキちゃん?」

「……それとこれとは話が別です、てか、こむぎ、よくも
覗き見したわね、……さあ、気を取り直して、修行を開始します!
お覚悟は宜しくて!?」

「……なにがべつなのっ!いったーーっ!」

「かーつ、かーつ、……かーつ!ニャンっ!!ニャニャニャ!」

手始めに、こむぎが精神棒で肩を叩かれ、その後、美奈子、いろはと……。

「さあ……、しっかり修行をしましょう、これも……、
プリキュアとしての試練……」

「じゃあ、こむぎもユキをしゅぎょうしてあげるっ!ユキばっかり
ずるいよっ!こむぎもおぼーさんになるっ!」

「ちょ、止めなさいっ、こむぎっ!……フギャーーっ!!」

現場は既にしっちゃかめっちゃか。……いつもの事であるが。
チビとモフルンは、恐ろしい光景を暫く覗き見していた……。
しかし、もう一人と一匹、この光景を覗き見している者が。

「……犬飼さん、が、頑張れ……、君ならきっと、どんな厳しい修行も
乗り越えられるよ……」

「……(フッ、相変わらず皆アホだぜ……、そこが個性的で
いいんだがな……)」

「次行こう、きゅぴ……」

と、2匹がその場からそっと去ろうとしたその時。現場が更に
大混乱する事態が起きた。


……ぷうう~、ぴい~ぷう……


「ぴ、出ちゃったきゅぴ……」

「モフ~?」

「今、おならをしたのは……、美奈子かしら……?」

「ちょっ!まーたアタシに振んのっ!?アタシはジャミ公じゃ
ないってのよっ!」

「……この中で一番やりそうなのは、ズバリ、美奈子しか
いないからよ……、では、行きます……!お覚悟は宜しくて?」

「……だから宜しくないってのヨッ!」

「……何か、凄い事になっちゃったきゅぴ……、でもチビ知らないっ!
次いこいこきゅぴ!!今度は隣のお部屋に行ってみよう、ぴっきゅきゅぴ!」

「モッフーっ!」

チビとモフルンは騒動を起こしたまま、猫組勢の部屋から離れ、
住人がいそうな部屋を探して移動してみる。

「次はこの部屋見てみるモフ!」

2匹が次に覗いてみたのは、野原家ファミリールームであった。
夫婦のみさえとひろしがお茶を飲んで寛いでいる。

「ハア、今日はしんちゃんとボーちゃんが風間君達と遊びに
行ってくれてるから静かね……、恐ろしいほど……」

「本当だな、……玉にはこんな時もないとなあ……」

どうやらしんのすけとボーちゃんは今日は出掛けているらしく、
姿が見えない。

「ねえ、しんのすけが本格的に夏休みになったら、ジャミルさんの
処に預かって貰って遊んで貰いましょうか?あのお兄さん、年中無休
だからホント、助かるのよーっ!」

「そりゃいいなあ、……俺らも、ちったあ寛げるか……」

「でしょーっ!」

……内緒で恐ろしい事を目論む夫婦。……ひまわりが又勝手に
脱走したのにも気が付いていない様である……。

「ねえ、処であなた……、ん、……ねえ~ん、夏のボーナスの
事なんだけどお……、私、新しい健康器具が欲しいわあ……、
又体重増えちゃって……」

「聞こえな~い!……オラあ、何も聞こえない……」

「……あなた~っ!!」

「多分、此処にもいない、……次行こう」

「モフっ!」

「ぴきゅ、思い切って……、今度は3階に行ってみるきゅぴ!
もしかしたら犯人さん、3階に隠れてるかもしれないぴー!」

「じゃあ行くモフ!」

……いい加減な推理お騒がせコンビ、等々3階へ進出する。

「……ぴい~……」

……3階はシーンと静まり返っている。今、3階に住んでいるのは、
最近、異世界から事故で越して来た、シトロ村4人組だけである。
しかし、好奇心旺盛な若いシグ達4人が日中じっとしている筈なく、
いつも揃って出掛ける事が多い為、本当に嘘の様な静けさだった。

「ぴ、くんくん、くんくん……」

チビが飛んで回り、においを嗅ぎ始めた……。

「反応あったモフ!?」

「此処の3階のお部屋の何処かから、犯人のにおいする……」

チビはまだ誰も住んでいない部屋の方へと飛んで行った。

「ワクワクもん、モフーっ!!」

「此処……、開けるきゅぴ……、行くよ……」

「モフっ……」

チビがドアノブを回す瞬間を、モフルンが息を飲んで見つめる……。

「ぴっきゅ……!……いた、犯人きゅぴ!!」

「モフっ!?」

「ええ……?な、なんりゅ、お前ら……」

空き部屋にいたのは、チビが推測した通り、小悪魔であった。

「やっぱりリトルがみかん盗んだんだね……、…ぴっ!黙って
お部屋に勝手に入ってみかん一箱持ってっちゃうなんて!こんな事
出来るのはリトルしかいないきゅぴ!」

「フン、……美味そうな匂いがしたから勝手に食ったりゅ、
悪いかりゅ?」

……小悪魔、開き直る……。

「ぴいっ!悪いに決まってるでしょ!早くみかん返すのっ!!」

「けど……、もう半分食っちゃったりゅ、どうにもならんりゅ……
糞人間共が食う食料にしては中々美味いりゅ!」

「モフっ!……こんなにみかんが減ってるモフ……」

「おう、そうだ、折角だからおめーらもみかん食え、そうしたら
お前らも共犯者りゅ、黙ってればみかんの行方もわからなーい!
万事解決りゅ」

「ぎゅっぴ!何言ってるのっ!!」

「……でも、みかん……、おいしそうモフ……」

モフルンがよだれを垂らす……、そしてみかんはもう数える程しか
数もなく……。

「きゅ、きゅぴ~……」

そして……。

「ああ、美味かったりゅ、ごっそさん!んじゃ、リトルは帰りゅ!」

リトルは空き部屋の窓から空を飛んで脱走した……。

「みかん、……チビも食べちゃったきゅぴ……」

「今回の事は……、ナイショにするモフ……」

「ぴい、ナイショ……」

「モフっ!」

……こうして、小悪魔の誘惑に負け、共犯者となった2匹は、ばっくれて
何気ない顔で下に降りて来たのだった。

「きゅぴきゅぴ!しらな~い!」

「モフモフ!」

ケツアゴがやって来る

また巡って来た日曜日、今日は珍しく、あの野球馬鹿達は
練習に行かず、マンションにいた。特に普段冷静な谷口が
落ち着かない様子で統合玄関と自分の部屋を何度も何度も
そわそわと往復で行ったり来たりしていた。

「よう、珍しいな、……今日は練習行かねえんだ?」

「ああ、ジャミルさん……、こんにちは……、今日は俺と同じ
野球部員の同級生がマンションに遊びに来るんです……」

「ふーん、でも別に部屋で待ってたって大丈夫じゃね?何で
そんなに落ち着きがないんだ?」

「色々、有りまして……」

「ふーん?まあいいや、じゃあな……」

「はい、どうも……」

部屋に戻ろうとしたジャミルの前に、丸井がやって来る。

「何だよ……」

「オホン、本日来られるお方は、偉大なる墨高野球部で、
谷口さんとバッテリーを組んでおられる方なんだ、オレっちも
詳しい事はわかんねーけどよ……、くれぐれも粗相のない様にしろ、
お二人の邪魔をなさると悪いので今日の練習はオレっちら、3人だけで
行ってくるんだ、じゃあな!」

「……」

丸井は勝手に一人でベラベラ喋ると、ユニホームに着替えた後、
イガラシと近藤を連れ、外に出て行った。

「人の客なんか、俺には関係ねーし……、しっかしうるせー
ムスビ野郎だ……」

そう言いつつ、ジャミルは一旦は部屋に引っ込んだが、すぐに
部屋から出てくる。どうしても谷口の相棒とやらが気になるらしい。

「よう、谷口!」

「倉橋!やっと来たな……」

どうやら客人、御到着の様である。

「あんまり、これと言って珍しくもねえツラだな……、アゴが
角ばってて割れてて目が点で眉が繋がってるぐらいで……」

充分珍しい顔であると思うが……、点目で眉つながりは
イガラシも同じである。

「それにしても……、マンションに引っ越したって言うから……、
何だい?汚ねえ所だな、あーあ、廊下なんかほこりだらけじゃないの、
掃除屋頼まないの?」

「……いいんだよ、早く俺の部屋に……」

「此処の住居人の皆さんはどんなツラしてんだろうな、
拝ませて貰いたいもんだなあ!」

これはイガラシ以上の大物だなあ……、とジャミルは思う。

「……倉橋、失礼だろう!此処のマンションの人達には凄く
お世話になっているんだ、暴言言ったら怒るからな……」

「はいはい、んじゃ、お前の部屋に案内してくれや……」

「さっきからそう言ってるじゃないか、……もう……」

2人は漸く部屋に入って行くが、本当にあの四角アゴが、
谷口の友達なのかと、ジャミルは一瞬疑いたくなった。

「まあ、弟子も癖の悪いのばっかだしな、納得してやろう……」


谷口の部屋


「なあ、此処のマンション、他にどんなのがいるんだ?
見せてくれよ」

「他にどんなの……って、倉橋……、そう言う言い方は
やめろって言ってるだろ……」

「よう!」

「ジャミルさん……」

差し入れを持ってジャミルが谷口の部屋にやって来る。
本当は唯の野次馬で、チョイ、様子を見に来ただけである。

「これ、しんのすけの親御さんに貰ったんだ、ドラ屋の羊羹、
話の友の茶菓子に食えよ」

「ど、どうもすみません……」

「じゃな!」

ジャミルが部屋を出て行こうとすると。

「ふーん、いい人みたいだけど……、いかにもな、頭が軽そうな
知能も無さそうな感じじゃないの?」


……ぴきっ……


「倉橋っ!!」

「……今、なんていいました……?」

「すいませんっ、ジャミルさんっ!!俺がようく言い聞かせ
ますから!今日はもうこの部屋には近づかない様にして
下さいっ!!それでは、失礼しますっ!!」

谷口はジャミルを慌てて部屋から追い出すと、急いでドアを閉めた。

「……の野郎……、このままで済むと思うな、今に見てろ……」

何を見るんだか、ジャミルは噴火しながら自分も部屋へと戻って行った。
そして、再び谷口の部屋……。


プルルルル……

「あ、電話……、はい、もしもし、イガラシか?……何、分った、
すぐに行く……」

「どったのー?」

「ちょっとな、俺の後輩が……、後輩を殴って暴れて町で
喧嘩沙汰になって……、手が付けられないから来てくれと……、
真ん中の後輩から連絡があった……」

谷口は青ざめた顔をしてガチャリと受話器を置く。

「へえー、凄いもんだねー、お前の後輩!どんなモンよ、
見てみてえな……」

倉橋は四角い顎を摩りながら谷口の方を見た。

「面白がるなよ、こっちはいつも大変なんだ……、それで倉橋……、
お前、俺が戻って来るまで絶対この部屋から出るなよ?」

「何で?」

「いいから!……じゃあ、頼むな……」

谷口は倉橋を心配そうに振り返りながら外へと出て行く。

「フン、折角来たんだ、こんな面白そうな処、見学せずには
帰れません、よと……」

……いう事を聞かず、倉橋が部屋の外に出ると、シグ、リウ、ジェイルの
悪ガキ3男子がエントランスでボール遊びをしていた場面を目撃。


「ボール……」

「リウ、下手だなあ!オレちゃんと打ちてえんだから真面目に投げろよ!」

「おかしいなあ、コントロールの調子が悪いのかな……」


「プッ、あんなクソ玉投げといてよく言うよ……」


「えいっ、もう一回!!」

「ボール……」

「ヘタクソッ!!」

「シグー、ちょっと交代してくれよ!オレだって打ちたいんだよ!」

「しょうがねえなあ……」

シグはリウにバット代わりのホウキを渡す。

「いくぞっ!……あ!」

「……あたっ!!」

シグが投げたボールは流れに逆らい、後ろで見学していた
倉橋の頭部にポカリと命中した。

「ぎゃはははは!シグ、すげーコントロール!」

「……プロ級だな……」

「そう?オレすげえ!?」

「嫌味で言ってるんだけど……」

「……おい……」

「あ?」

倉橋が当てられたボールを持って3人組の処へと近寄って行く。
シグは倉橋の頭部のコブを見、すぐに理解はした様で……。

「あー、おっさんに当っちまったんだ!わりいなあー、おっさん!」

「……おっさんだと……?」

しかし、倉橋が出るよりも早く、シフが部屋から飛び出、
悪ガキどもを一括する。

「てめーらっ!こんなせまっちいとこでボール遊びすんなって
何回言ったら分かんだっ!!」

「やべえ、逃げろ!ジェイル、リウ!!」

「合点っ!!」

「……承知の助、だ……」

「バカ共めっ!ちゃんとマリカにも言っておくからねっ!!」

シフは悪ガキを外に追っ払うと部屋に戻って行った。シフが
いなくなったその後で、出勤で出掛ける支度を調えたラグナが
2階から降りてきたが廊下で滑って転がって転倒。

「へえー、やるモンだね、豪快なお姉さん……、ふーん、
もしもウチにも女子マネ入れるんなら、ああ言うのがいいね……、
そうすりゃもっと、ウチの弛んだ馬鹿先輩にも喝を入れて
貰えんだがね、……ま、ありゃ見た感じ、齢が行き過ぎてるけど……」

倉橋はにやにや笑いながら再び、割れた顎を摩った。

「おかえり~」

「ボ……」

「あはは、ただいまだよ、しんちゃん……」

「いってきまーす、わん!」

「……こむぎ、それじゃ又外出しちゃうでしょ……」

「……はあ、やっと一区切りだ……、流石に疲れたなあ……」

丁度、しんのすけの付き添いでプールに一緒に行っていた、
いろはとこむぎが、しんのすけ、ボーちゃん、ひまわりと
帰って来る。どうにか後輩達の喧嘩騒動を収めた谷口も一緒に
マンションへ帰宅。ひまわりはもう疲れていろはにおんぶされ
背中ですやすや。

「よう……、ご苦労さん!」

「……倉橋っ!お前、あれだけ言ったのにっ!!」

「わ、谷口さんのお友達ですか?」

「わん!?」

「ああ、そうなんだけど……」

「おおー……」

何を思ったのか、しんのすけが倉橋に近寄って行った。

「おじさん、お顔にお尻があるの……?」

「……な、何だとっ!?」

「いやあ~ん、さわらせてえ~、……お顔のお尻は何か
すべすべじゃないゾ……」

「しんちゃんっ、駄目だよう!!本当にすみませんでした~、
それではごゆっくりー!行こう、こむぎ!」

「……ま、またねえ~!タカオー!」

いろはとこむぎはしんのすけを倉橋から引っ剥がすと慌てて
2階へ連れて行こうとしたが。その間にもしんのすけの口から
暴言が飛び出す。

「……いろはちゃん、あのおじさんはお顔からおウンチが出るの?
おならも?」

「……しんちゃんっ!」

「……ぷぷぷ、きゃはははは!」

「……こむぎっ!な、何一緒に釣られて笑ってるのっ!めっ、だよっ!」

「……ボ」

「はあ、あの子にも相変わらず困ったもんだなあ……、倉橋……?」

谷口が倉橋の顔を見ると……、顔中引き攣らせて固まっており、
石膏の様に動かなくなっていた。……さすがの毒舌男も嵐を呼ぶ
5歳児の出現には敵わなかった様であった……。

……その様子を陰でこっそり覗っていたジャミルは腹を抱えて
ザマミロと大笑いしたのだった……。

何もしませんから!

「おい、ジャミル……」

今日はシフよりも非常に珍しい客がジャミルの部屋を訪ねて来た、
グレイである。彼が大体ジャミルの部屋を訪れる時は、大概怒って
殴り込みに来るか、からかいにくるかしかないのだが……。

「あーん?……グレイか、珍しいな、金ならねえぞ……」

ジャミルは部屋に寝転がったままの体制で、部屋の入口に立っている
グレイを見上げた。

「……貴様になど金を借りるほど落ちぶれてはいない、仮に無いとしても
お前などに誰が借りるか……、それにしてもだらしのない部屋だ……、
……部屋にいる奴も相当だらしがないがな、フッ……」

「……おい、用事があるなら早く言えっての……!」

「大分前……、相当前だったと思うが……、ガラハドの事だ……、
近いうちに此処に越して来るそうだ、部屋を提供してやってくれ、
それだけだ……」

「あ?確か、お前の知り合いだったっけ、ふ~ん、んな様な事最初に
言ってたっけ、そうかい、やっと来るのかい、成程、成程……、じゃあ、
8月の住人確保一人は達成か、後は誰でも彼でも何でも気軽に来て
くれりゃいんだかんな!あー良かった!」

「アホが、……じゃあな……」

……グレイは顰めツラをしてジャミルの部屋を去る。余りにも時間が
立ち過ぎていた為、すっかり諦め、忘れ掛けていたジャミルであった。
そして、グレイが報告に来て数日が過ぎ……。

「ジャミル、お客さんよ、……えーと、紫色のスーツ着てて、顔に
傷があるお兄さん、……ガラハドさんよ、確かグレイのお友達の人よね……」

「ああ、来たのか、んじゃまあ、行って来るか……」

アイシャが知らせに来たので、ジャミルも腰を上げて、総合玄関まで
迎えに出て行く。行くと、確かにガラハドが来ていた。元の世界にいた
時から糞真面目で堅苦しい性格の彼が、この世界で着用している服は、
アイシャの言った通り、びしっとした紫のスーツ。しかし、ガラハドは何故か、
そわそわ落ち着かない様子であり……。

「よお、ご苦労さん、アンタも今日から此処に……」

「!な、なにをする、きさまらー!!」

「……ハア?」

ジャミルが声を掛けると、ガラハドはさっと身構え、ジャミルを
警戒しだす……。

「……はっ、す、すまん、つい、癖でな……」

「まあ、仕方ねえか、この話じゃ多分大丈夫だからよ……、
世界観別だし……」

「……常に誰かに狙われている様な気がしてな、……本当にすまん……」

「んじゃ、アイシャ、3階に空き部屋がたっぷりあるからさ、
案内宜しく頼む……」

「あ、うん、……じゃあ、ガラハドさんのお部屋は3階よ……」

「3階か、……まだ此処に来たばかりなのでなるべく……、
グレイの部屋が近くに有る方が安心でいいのだが……」

「おい、あんまり我儘言うなよ、いい歳こいて……、てか、
実年齢わかんねえけど……、3階だったら3階なんだよ、たく……」

「そうか、では仕方ないな……、我慢するか……」

何となく、肩を落としている様に見えたが、それでも我儘を言って
貰っても困る為、諦めて3階に行って貰う……。やがて、ガラハドを
部屋まで送って行ったアイシャが階段を降りて来た。

「どうだったい?」

「うん、何となく、落ち着かないのかしら、彼方此方見たり、
そわそわしてたわ……」

「まあ、何もないって分りゃ、その内落ち着くさ……、多分な……」

「そうね、早く此処の生活に慣れてくれるといいわね、ガラハドさん……」

ジャミルとアイシャは不安そうに階段の上を見つめながら、取りあえず
自分達も部屋に戻った。そして、早速、騒動は起る……。

「ねえっ、ジャミルっ!」

「何だよ……、今度はマリカか、……又バカ共がガラスでも割ったか……?」

「そうじゃないわよ!……新しく3階に来た、茶髪の顔キズのおっさん!
……何なの、あれっ!」

「……は?……ガラハドか?何かしたのか……?」

「新顔さんみたいだからさ、一応、あたしが代表で、3階の部屋に
わざわざ挨拶に行ったのよ、そしたら、なんて言われたと思う!?
……な、なにをするー、きさまらーっ!!……とか、言いだすわけよ、
何なのよっ!何もしやしないわよっ!あーっ、あったまきた!折角
こっちがわざわざ挨拶に行ったのに何よあの態度っ!」

「そうか、……悪かったな……」

「あーっ、腹立つっ!それだけよっ、じゃあね!」

……マリカはありったけの怒りをジャミルにぶつけると、ジャミルの
部屋を出て行った。

「てか、何で俺が怒られるん……?」

……このままでは又何か起りそうな気がし、ジャミルは取りあえず、
グレイに何とかして貰おうと思い、今度は自分からグレイの部屋を
訪ねに行った。

「おい、ちょっと、話があるんだけどさ……」

「今いない、後にしろ……」

「……しっかりいるじゃねえか、この野郎……!あのな、……ガラハドの
事だけどさ!ちょっと態度が悪いらしいぞ、おい、お前ダチなんだろ、
注意したれや……」

「俺には関係ない、……奴が自分でどうにかする事だ……」

「あのなあ……、オメー、それでも友人かっての!冷てえ奴だなあ!」

「……俺は元々冷たい男だ……」

グレイはそう言いながら、アイスソードを磨いている……。

「前から思ってたんだけどさ、……それ、ガラハドのじゃね?」

「そうだ、……無理矢理奪った、……ころしてでも……は、
しなかったがな……」

「おーい……、返してやれよ、……だから対人恐怖症に
なるんだろうがよ!」

「俺が預かっていた方が奴の為だ、何時、誰に狙われるか、奪われるか
分からんからな……、気を遣って守ってやっているんだ、……フン、
貴様には関係ない、さあ、分ったら出て行け……」

……良く分からない二人の関係に首を曲げ、呆れつつも今度はジャミルは
直にガラハド本人の部屋へ……。本当に管理人は大変である。

「おい、ガラハド、ちょっと話が……」

「な、なにをするー!」

「だから……、何もしねえっつーんだよ、……出て来てくれや……」

「そうか、すまんな……、どうも癖で……」

ガラハドが慌てて部屋のドアをいそいそと開けた。ジャミルは
それを見て溜息をついた。

「あのな、……アンタ、グレイにアイスソード持ってかれたらしいけど、
奴はあれでも気を遣ってるんだと、アイスソード持ってるとアンタが
狙われかねないからだそうだ、まあ、元の話とこの話は違うからよ、
……基本馬鹿ギャグだし……、アンタもそんな常に脅える事ねえと思うよ……」

「それは俺も分かっている、……最初、グレイにアイスソードを
持っていかれた時は……な、なにをされたのか……、頭が真っ白だった……」

「まあ、此処に来た以上、マンションの皆と仲良くしてくれや、頼むよ……、
何も心配する事ねえからさ……、あんまりビクビクしないでくれ……、
まあ、たまげるのもいるかもで、うっかり会ったら最初はびっくりすると
思うけど、慣れりゃ大丈夫だよ……」

「そうか、……さっきの娘さんに失礼な言い方をしてしまったな、
……後で謝りに部屋に顔を出しておこう……」

「そうしてくれ、じゃあな……」

(……これで、何とか人間不信が治ってくれるといいんだけどなあ~……)

「……ああ、ジャミル、少し待ってくれ、もうちょっと話が……」

「ん?何……」

此処で階段を降りようとしたジャミルを呼び止めたのが
いけなかったのか……。


……ぷううう~……


「や、やべっ!……詰まってるからものすげーくせー!うわ……!」

つい、ガラハドの前で一発、……した本人が焦る程のを
してしまったのである。

「……な、なにおするー!きさまーーっ!!うがーーっ!!」

「だから自然現象なんだよーっ!勘弁してくれーーっ!」

「……等々あいつも此処を動き回る様になったか、まあ、玉には
あの馬鹿も役に立つ事をするな、フ……」

ガラハドの引き籠りはジャミルのお蔭でどうにかなりそうで
あったが……、ジャミルは怒り狂ったガラハドに追い掛け回され、
……マンション中をマラソンする事態になってしまったのであった……。

ガラハドユルユル生活

「……いるか?別に貴様など用はないが、話がある、出て来い……」

部屋でピーナッツを齧っていたジャミルは部屋を訪れたグレイに
相変わらずつっけんどんな態度を披露させられ、カッとなるが、
仕方なしに部屋から出て来る。

「やっぱお前か……、用があるのか、ないのか、結局どっちなんだ……」

「貴様に用はない、だが、話はあると言う事だ」

「……はあ、で、何だい?」

「又、ガラハドの事だ……」

「お前の連れか、又何かやったのかい?」

「……あいつはどうも生真面目すぎる、此処ではそんなに
遠慮する事もないだろうに、貴様にまでまだ、何となく態度が
低い様だ……、もっと図々しくなって貰わないとな……、
そこでだ、あまり頼みたくはないが、貴様に課題を押し付けに
来た……、普段頭を使わないお前も頭が働くだろう、感謝しろ……」

……一体何を言いたいのか、……しかし本人は言いたい放題であり、
ジャミルは段々頭に血が上ってきた……。

「簡単に言えよ、要するに、俺ん処に奴を押し付けたいのか……?」

「フッ、そう言う事になるか、普段から砕けている貴様の生活を
参考にリラックスさせるのも奴の為にいいかと思ってな、どうも
生真面目すぎるからな、まあ、余りお前の処に居座らせるのも限度も
あるが……、完全なアホになったら困るのでな……」

グレイはベラベラ喋ると去って行った。彼が去った後、
ジャミルは部屋で一人、壁にまくら投げをしていたという。

「……キーっ!キィーーっ!!」

「はあ、ジャミルうるさいなあ~、又何かあったのかなあ~、
何か暴れてるみたいだけど、特撮の怪人じゃないんだから……、
オイラの部屋、隣なんだからさあ、静かにしてよお~……」

お隣さんは呆れた様に毛布に顔を埋めて潜り一眠りする。


……それから数日後、ジャミルの部屋にガラハドが訪れた。

「よう、まあ、上がれや……」

「うむ、悪いな、何だか知らんが、グレイに少しお前の
生活態度を観察して一息ついてみろと言われた物でな、
何だか知らんが……」

「……あんまりあいつのいう事は鵜呑みにしなくていいから、
それよりもゆっくりして行けよ……」

「ああ、失礼する……」

しかし、こんな糞真面目の堅物、軽い性格の自分がどうやって
相手をすりゃいいんだよと、……ジャミルはグレイを恨みつつも、
取りあえずお茶をガラハドに淹れ、自分はタバコを吸った。

「……若干、お湯が温い様だ、それにこれでは茶葉も出がらしだろう、
……ジャミル、客人に茶を淹れる時はこの様な行為は避けた方がいいぞ、
あーだこーだ……」

「……あのさ、あんたのそう言うとこを、若干抑えさせろって、
あの糞ラーメン馬鹿頭に言われたんだよ、頼むから黙って
座っててくれや……」

「……す、すまん、つい、癖でな……、俺は曲った行為は苦手なのでな……」

「これ、つまみに煎餅、食べていいよ……」

「申し訳ない、では頂こう、うむ、……煎餅を齧る時はなるべく音を
立てない様にと……、……」

ジャミルは頭が痛くなって、頼むから早く今日が終わってくれと
切実に祈る。そして、特に会話もないまま、二人は睨み合いを続け
1時間の沈黙が流れる。漸く時刻はお昼になった。……面倒くさいので、
お昼はテンヤモンにしてしまえと電話帳で適当に良さげな店を探す。

「いつもなら大体、コンビニで済ませんだけどな、夕飯もだけど……」

若干、月末の募金のお零れが有る為少しは贅沢も出来る状態でもあった。

「……ジャミル、君はいつも食事は外注なのか?」

「玉には気まぐれで簡単なモン作る事もあるけどな、めんどくせーし……」

「いかん、いかんぞ……、怠けては……、何でも自分で苦労して
作るからこそ喜びが有り味わいがある、さぼっては駄目だぞ!」

「……だ~ってよ~、アンタ客人じゃん!俺だってちったあ
気ィ遣ってんだよ!畜生!今日は生寿司を取るからな!」

……ちなみに、客人がダウドだとお昼にはほぼ激安カップラーメンの
場合が多い。

「そうか、では俺は遠慮させてもらう、こんな真昼間から贅沢に
寿司など食えん、……いいか、贅沢は敵だぞ、ジャミル……」

「何だっていいんだよっ!あーっ、もしもし!?偶々寿司ですか!?
……あ、違う……?電器屋、……すいません、間違えました……」

「ジャミル、アンタは少々落ち着きが足りない様だ、……間違い
電話は大事な用の時に人様に大変な迷惑を掛けてしまう事も
有るのだ、……もう少し周りを見てだな……」

ガラハドがジャミルのやる事に対して次から次へと説教を始める。
ガラハドをリラックスさせろとグレイが押し付けて言ったのが、
やはり立場が逆になってしまったのだった。

「……何が俺に対して態度が低いだ、……全然容赦してねえじゃねえか……」


コンコン……


「はいよー、今行くよー!」

ドアを開けると、アイシャが立っていた。

「こんにちは……、ジャミル、あ、ガラハドも来ていたのね、
珍しいわね!」

「……客人はアイシャか……」

「おー、アイシャっ!」

救いの女神様、アイちゃん登場である。

「これ差し入れ、お昼まだなんでしょ?おすそ分けよ!」

アイシャが袋に入ったブツをジャミルに手渡そうとする。それを見た
ジャミルは……、何となく後退りする……。

「……えーと、これ……、自分で作ったんか?」

「そうよ、当たり前でしょ、おむすびよ、自分の分も作ろうと
思ったんだけど、材料が足りなくなっちゃって、私はいいわ、
丁度いいじゃない、二人で食べてね!」

「アイシャは偉いな、いい嫁さんになれるぞ、……ジャミル、お前も
見習ったらどうだ……」

「えへへ!ガラハドったら!お世辞でも嬉しいな!じゃあ、私、
これからバーバラ達とお買い物だから!じゃあね!」

「……あ、まいったな、こりゃ……、しかし……、ううーーっ!!」

アイシャはおにぎりを置いて去って行く。ジャミルは彼女の作る
破壊料理を知っているので……、好き勝手な事を口走るガラハドに
いい加減頭に来ていた……。

「良かったな、ジャミル、アイシャの手作りだ、……どうした?
何故そんな引き攣った顔をしている……?」

「この野郎……、いいよ、開けてやるよ、……うわああああーーーっ!?」

包んである袋を外し、更に箱を開け、……中身を確認すると、
中からはとてもおむすびとは思えない、馬の糞の様な茶色い
物体が顔を出した……。

「……は、ははは、手作りはいいよな、……うん、アイシャの野郎……!
何処をどうやったらこれが握り飯になるんだよおおーーっ!!
ちくしょおおおーーっ!!」

「……手作りはいいな、お前は幸せだな、……さて俺はそろそろ
お暇するか……、随分と長居してしまった様だ……」

「待てよ、折角だし……、アンタも手作りの味、堪能して行けよ、
お昼だしさ……、な?」

ジャミルがガラハドの肩に手を置く。おそるおそる振り向いたその顔は
明らかに恐怖で引き攣っていた……。

「……うふふ、うふふ、……うふ、うふふ……」


……それから、更に数日後……

「どうだ、ガラハド、奴の処に行ってみた感想は……」

「グレイか……、俺もこれから、出前と言う物を今から取ってみようと
思ってな……」

「ほう……」

「……確かにな、時には気を楽にして、砕けると言う事も
必要なのだなと悟った……、嫌、砕けすぎも気に食わんがな、
玉にはな……」

「ふっ、……少しは効果があったのか……」

「……それにしても……、まだ胃が痛むな……、今日は蕎麦に
しておこう……、しかし……、思い出しただけで頭がどうかしそうだ……、
うう……」

結果的に頑固石頭の硬いガラハドの頭を少し和らげたのは
アイシャの破壊おにぎりだったのであった。

zokuダチ。セッション22

zokuダチ。セッション22

SFC版ロマサガ1 トモダチコレクション キャプテン まほプリ ロマサガ3 FF9 わんぷり FF8 コードネームはセーラーV クレしん メタルギアソリッド クロスオーバー バカ どんどん増える変な住人 カオスな世界 ドラクエ オリキャラ 陰からマモル 幻想水滸伝ティアクライス

  • 小説
  • 短編
  • コメディ
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2024-08-14

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二次創作物であり、原作に関わる一切の権利は原作権利者が所有します。

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