IS―円卓の騎士― 第一話 ISとの邂逅
えーここでは初投稿です。インフィニットストラトスの二次創作でオリ主、オリキャラが出てきます。暇な方どうぞ見てください。
IS―円卓の騎士― 第一話 ISとの邂逅
「刀真・・逃げ・・は・・・・・・・」
「はっ!?・・夢か。なんなんだ一体・・」
そう言って俺はベットから降りる。
俺の名は八咫 刀真。
ここはひまわり園、孤児院だ。
孤児院とは捨てられた子供が集まる場所で俺自身もそうだ。
俺は小さい頃、何らかの出来事があり小さい頃の記憶をなくしている。
道に倒れているところをここの園長に拾ってもらい今生活している。
「ケン兄!起きたー?」
「起きたー?」
俺の部屋に俺と同じように捨てられた子供達が俺を起に来たようだ。
刀真の刀から剣でケンらしい子供は発想が豊かだな。
「ああ。起きたよ」
「えっとねーご飯!」
「ご飯!」
子供達に連れられ広間へ行くと、卵焼きやソーセージなどのいい匂いがした。
「おはようございます。静香さん。菊乃さん」
「おはようございます。刀真くん」
「おはよう刀真!」
今、台所に立っている二人が神崎 静香さんと八咫 菊乃さんだ。
菊乃さんはひまわり園の園長。ちなみに俺と苗字が一緒なのは捨てられ名前しかなかった俺を養子にしてくれたから。
静香さんは今はいないが俺と同い年で元々ひまわり園にいた神崎琴音という少女の姉。
小さい頃琴音と共にこのひまわり園に来てここに住んでいる。静香さんはISの世界大会「モンド・グロッソ」で三位という成績を上げ去年からIS学園の教師になっている。そして二年生の寮長をしているらしく今はIS学園の寮に住んでいるがたまに帰ってきてくれる。
「琴音は元気ですか?」
「ああ。まああんな性格だから友達もあんまいないけどな」
「それは少し心配ですね」
さっき言った静香さんの妹、神崎琴音はISの適性判定でSSを出し日本にぜひ代表候補生になってくれということで国にお金を出してもらいIS学園に通っている。寮に住んでいるためここにはあまり帰ってこない。ちなみに専用機も持っているそうだ。
「それじゃあご飯にしましょう」
「「「「いっただきまーす!」」」」
ご飯を食べ終わり用意もしたので学校へ向かおうとしたら、菊乃さんに引き止められた。
「刀真君」
「はい?」
すると菊乃さんはポケットからなにか封筒を取り出した。
「これが刀真くん宛に届いていましたよ?」
「ありがとうございます」
渡された手紙を受け取りバックのなかへ入れる。
「ではいってらっしゃい」
「行ってきます」
俺はひまわり園をでて駅へ向かう。
「よう!刀真」
学校へ着くなり話しかけてきたのは友人の五反田 弾。
「おはよう」
ちなみに俺が通っている高校は藍越学園。
近くの学校で一番安いところだったためここを選んだ。
弾とはこの学校で知り合いすぐに仲良くなった。
「もう金曜日だな。いやー時間ってのは早いよな」
「まあな」
「そういえば、この前一夏がうちにきたんだよ」
弾は初めてISを動かした男、織斑一夏と中学で親友だったようだ。
「へえ。そういえばお前の妹ってその一夏ってやつにほれているんだっけか?」
「そうなんだよ~それで妹になんで一夏さんが来ること教えないんだって怒られちまってよ~」
「ははは」
そう言ってるうちにチャイムがなる。
最後の授業が終わり生徒達が帰宅の準備をはじめる。
「じゃあなー刀真」
「おう」
弾は店の手伝いがあるらしくすぐに帰ってしまった。
「さて帰るか」
駅までの道を歩いている途中、今朝の封筒のことを思い出す。
「たしかカバンにいれたような・・あった」
封を開け中を見てみると二枚のチケットが入っていた。
「ん?ってイギリスへの切符!?あとこれはIS博物館への招待状か・・・」
明らかに怪しいがまあ行ってみようという気持ちになりひまわり園への道を急ぐ。
「菊乃さん」
帰ってすぐに菊乃さんのもとを訪れる。
「はい?」
「今朝の封筒にこれが入っていたんですが行ってきていいですか?」
「えーとこれは・・・いいですよ」
「いいんですか?」
「ええ。日頃子供達のために頑張ってくれていますしね。行ってきなさい」
「ありがとうございます」
許可も出たし、明日と明後日はイギリス旅行だ。
さて行くか。
朝早く起きて俺は出発する。
飛行機に乗ってまだ少し眠かったので寝ることにした。
「ここがイギリスかぁ」
イギリスにつき、色々なところを見て回る。
そこでIS博物館のことを思い出し時間を見る。
「ちょうどいい時間だな」
そこから少し歩いたところに位置するIS博物館はとても大きな建物だった。
招待状をみせ中に入ると数々のISがたっていた。
イギリスやフランス、日本、ドイツなど中には模型のものもあったが殆どは本物だった。
その中で一つだけ触れることが可能なISがあった。
「ナイト・オブ・ラウンズ」
コアが誰にも反応しない不良品って書いてあるけど。
「へーISに触るのは初めてだな」
ISに触ってみる。
瞬間、頭の中に様々な情報が流れ込んでくる。
「君!大丈夫!?」
「これは・・まさかこのISが起動している!?しかも男!?」
俺はこのISを動かしているのか?
なんでだろう?
その後、よくわからないままIS学園に転校することになった。
琴音と同じようにすべて国が出してくれるようなので渋々了解した。
IS―円卓の騎士― 第一話 ISとの邂逅