どこかで聞いた話

臨死体験をしたときの話か、もしくはそんな夢の話。
(※どこかで聞いた話だけどソースがわかりません。)

目の前に大きな川があり、川の向こうはきれいな花畑になっているらしく、色々な色が見えた。私も向こうへ行きたいな。
少し彷徨っていると船着き場があり、数名が川を渡ろうと船に乗っている。私もその船に乗せてくれと頼むが、六文銭を出せ、なければ乗せないよと言われてしまった。ポケットを探ると五〇円玉が出てきたので、これではだめかと断りを入れるが、やっぱりだめらしい。ただ、船着き場から川上の方に行くと自販機があるので、そこで両替ができると教えてくれたので、向かうことにした。
自販機までは結構な距離があり、へえへえと息をつきながらたどり着く。しかし自販機のラインナップは一二〇円の飲み物ばかりで、五〇円で買えるものなんて一つもなかった。途方にくれているとそこへ現れた男に「船着き場より川下の方にも自販機がある。そこなら六文銭が出るよ」と教えてもらった。私はまたへえへえと船着き場まで戻ったら更にそこから川下へ、きっとここまで歩いたくらいの距離を歩かされるんだろうと思うと、不貞腐れた気持ちになった。「もう渡れなくていいです……。」

どこかで聞いた話

どこかで聞いた話

  • 小説
  • 掌編
  • ホラー
  • コメディ
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2024-02-06

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