デジタルアーカイブ。

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ドブ色の川の上、橋に立つ。
ここが、最後の詩。


色々なものに揺らいだ。
代名詞たちを抱き締めて。
いつまでも私は、朝から動けなかった。
風化して、ただの記号と成り果てた朝を、離せなかった。
そんな、戯言未満のひとり言が全て。


伝えたいことはとっくに全て溶かしてしまっていて、何もありませんでした。
何も残せません。何も明かせません。
それでも、全てを持って逝くことは叶わなかったようです。
同時に、全てを書き起こすこともまた、かないませんね。

不適切にも息をしていました。
これから本当の意味で、朝は過ぎ去ることなく、昼と夜と共に消え去ります。
最後に少しだけ、全てを編集しました。更に濁し、一番最後の私に近付けました。そのくらいこの場所も、もうどうでもよくなってしまいましたが、あさい寝床は、何もかも消えることへのささやかでアホらしい抵抗でした。
ひとりで終えられることを幸運に思います。



――――――


あの子が、どこかで生きていてくれたらいいなと思う。
それはとても難しいことだとここまで来てようやくわかったけれど、
それでも、楽しく過ごしていてくれたらと、心の底から思う。

助けられなくてごめん。
一緒に生きられなくてごめん。
何も話せなくてごめん。
謝りに行けなくてごめん。
勝手に思い続けてごめん。
そんなもの、感じたことがないから、こう表現することは、たとえ比喩だとしても間違っているけれど、けれど、
後から勝手に愛してしまって、ごめんね。

私に君を教えてくれてありがとう。
出会えてよかった。
どこまでも身勝手だけれど、幸せを祈ってる。


――――――



たくさんの罪を聞いてくれてありがとう。
おやすみなさい。さようなら。

2023年12月26日、火曜日、早朝。
デジタルアーカイブ、あさい寝床。

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  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2023-12-26

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