作詞家になりたかった

あなたの書く詩って音楽が聞こえてきますね
あなたの書く詩ってリズムがありますよね
あなたの書く詩って、というよりラップだよね
あなたの書く詩って、あなたの性的魅力より劣っていますね(笑)そんなことよりセックスしようよ

お前らに私の何がわかるの
うるさい あたりまえだろ 本当は作詞がしたいんだから

友達に言葉のセンスを褒められて、作詞もいいけど詩も書いてみたら?音楽いらないし。
と言われて書き始めたと
恋人だった人に打ち明けた
「何だ、そんなに詩に対して思い入れがあるわけじゃないのか」

あんたに私の何がわかるの
うるさい ないわけないだろ 本音が届けば同じなんだから

うるさい 忘れられない 言葉はどんな形でも刺さるじゃない 

もう私は刺されまくって
何を差し出せばいいのかわからないのに
それでも殴り書いている

作詞家になりたかった

作詞家になりたかった

  • 韻文詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2023-10-22

Copyrighted
著作権法内での利用のみを許可します。

Copyrighted