平和軸 一虎くんに彼女がいたら 第3話

平和軸 一虎くんに彼女がいたら 第3話

第3話「ドキドキ」

 俺の散らかった部屋に女の子を上げたのは初めてだった。

「悪りぃ。散らかってて」

「別にいいよ、気にしないから」

「本当は気にしてんだろ?大橋の部屋、こんなんじゃないだろ?」

「私の部屋は散らかってないけど、お父さんの部屋は散らかってるかな」

「お父さんの部屋、いつ食ったかわかんないペヤングとか置いてないだろ?」

「それはないねぇ」

 と、まあ、色々話しているうちに何だがベッドでいい雰囲気になった。

「羽宮くん」

 大橋との距離が近い。すげえいい匂いするなぁ。

「……何だよ」

「ねぇ、好きって言って?」

「は?!」

 俺……大橋のこと……。

「……好き」

「聞こえないなー」

「……好きだ!」

 俺、初めて女の子好きになったのかもしれねぇな。

「よく言えました」

 大橋は俺に顔近づけてキスをした。俺のファーストキス、奪われちまった!

「梨奈って呼んで?」

「……梨奈」

 なんかドキドキする。名前呼んだだけなのにさ。

「私もとらって呼ぼう。とら」

「はい」

「私、とらのこと初めて会った時から好きだった。一目惚れってやつだね」

 俺はいつから好きだったんだろう。あの笑顔見た時かな。俺も一目惚れかぁ。

平和軸 一虎くんに彼女がいたら 第3話

平和軸 一虎くんに彼女がいたら 第3話

東京リベンジャーズの羽宮一虎くんに彼女がいたら……彼はどんな人生になるのでしょうか? 羽宮一虎激推しのかぐらが綴る、初の二次創作です。

  • 小説
  • 掌編
  • ファンタジー
  • 青春
  • 恋愛
  • 成人向け
更新日
登録日
2023-09-06

Derivative work
二次創作物であり、原作に関わる一切の権利は原作権利者が所有します。

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