自選短歌 2023年8月

隊列を組むのをやめて散らばったお昼休みの蟻を見ました

栄光をつかみそこねたあの日からそこそこもてるようにはなった

穿くときの片足立ちのあいだとかわたしはどんな顔をしている

ホイホイの奥でおまえは生きているきっと死ぬけどまだ生きている

八月の台風が来る今夜来る凍ったままのイカを炒める

煮るための鍋には水が多すぎて芋の未来は薄味だった

昨日まで飯も一緒に食ったけど僕は今日から戦争になる

自選短歌 2023年8月

自選短歌 2023年8月

2023年8月に「うたの日」で発表した短歌からの自選7首です。

  • 韻文詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2023-09-02

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