こうそう


雪の中で沢山の結晶がふってきて、キミの頭に溢れそうなくらい落ちてきたそれは水玉になってその上に留まった。青い太陽の光で、空はもっと青くなって手を伸ばすキミはもう欲しいものを知っているみたい。
積もった雪の上は深く深く沈んで、キミの体が少し見えなくなって、白い世界は遠くまで続いていて終わりが見あたらなくて、緑の木々は綺麗に地平線に沿って並んでるみたいに、なくならない場所と広い空がずっとずっと、僕は歩いていてこの白い雪の上を、そしてその広い光の向こうをずっとずっとどこまでも、太陽の光は優しく包み込んでくれていてまるでどこまでも道を閉ざすことなくその向こうにその向こうに、どこまでもどこまでも大きく広がってるんだ。

こうそう

こうそう

  • 小説
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2023-07-27

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