僕は君と歩いてる

広い広い芝生のある公園

僕は君と歩いてる
踏み締める落ち葉の音
拍手みたいに僕たちふたりを包む

ベンチに座ってソフトクリームを食べて
もう秋なのに、と、顔を見合わせて笑った―

ふと、我に返って、君を見た
ベッドに横たわる君を
寝たきりの君を
言葉の無い君を

今君が見ている夢を
僕は見たのかも知れない

ふたりは同じ夢の中
ずっと繋がっている僕たち

僕は君と歩いてる

僕は君と歩いてる

今君が見ている夢を 僕は見たのかも知れない

  • 自由詩
  • 掌編
  • 青春
  • 恋愛
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2023-07-19

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