雨宿り

しとしと降る雨の日は
嫌いじゃない

雨音と雨垂れが奏でる
不規則なリズム
規則ばかりの私たちには心地よい

水が滴る所とそうで無い所
それは壁の無い壁
誰もが乾いた地面を求めて
一歩ずつ埋まる距離

見えない壁の中にいる私たち
閉塞感
そこは心地よい
見えないものはいくらでもある

そこに
独りでいるのもいい
切り取られた空間にいるよう
そんな場所があったらいいのに

いずれ雨は止む
人は散り散りに
一歩を踏み出す

雨宿り

雨宿り

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2023-07-11

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