レコード (時代について)

完全に時代が剋されてしまえば「かつての獰猛な息遣い」も消えてしまうのか。彼らは蜃気楼に浮かされて何も無かったように老いてゆくのだ。

「後世に伝えていかなくてはならない」という言い方があるが、記憶の粒子のようなものは個々の血の中に入っているというイメージがある。
げんに私の中に、生きていない時代に起こったことであってもその感覚を再生できる「なにか」がある。
自分より若い人、というのは自分の生きた時代を克した時代を生きているので、すでに知っている(忘れているかもしれないが)というか、生きる知恵は上回るのでは、と思う。時として先人に学ぶこともあるだろうけど。

今の人間て今までは淘汰されて生まれて来れなかった人という印象を受ける。圧された裏側を体現しにきている?
おもに東洋の中庸とか中道の思想というのは個人が魂にあり付くいとまがない時代だったからありえたという気がする。魂にあり付いたら中庸じゃ足りない。

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  • 随筆・エッセイ
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2023-04-02

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