星雲

光る糸の交わりの連続

暗闇を繋ぐ橋渡し

まるで一つの集合体

何のための煌きか

SOSか

ただの見せびらかしか

それとも何かの合図か

それはただの推測、妄想、妄言

そこに意志はなく、迫るようなそれは単なる事象

無機質、冷徹、結晶、光線

壮大な宝石

押し潰される

殺される

浄化される

その恐怖、そして何故だか眼を奪われる美がある

息苦しさの根源がそこにある

まるで磔だ

あ、流れ星

それは涙か

それともスナイパーの狙撃か

何でもいい、全て消えてなくなれ

それでも無数の星は瞬きを一つもしない

星雲

星雲

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2023-03-23

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