浮き玉

浮き玉

アタシが 海に浮かんでた頃は

時々 カモメが遊びに来てた

少し話し しては すぐに飛び去るの

楽しいのに 飛び去るの

・・・・アタシには何でか分かってた

カモメはきっと ワタシが好きだったんだ

長く一緒に居られないほど

好きだったんだ



カモメはわたしが好きだったんだ?

いいえ

わたしがカモメを好きだったんです

本当は。

浮き玉

浮き玉

  • 自由詩
  • 掌編
  • ファンタジー
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2023-02-22

Derivative work
二次創作物であり、原作に関わる一切の権利は原作権利者が所有します。

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