自分の「好き」しか認めない

私事で恐縮ですが、自分の「好き」しか認めない風潮が怖いです。

映画、本、景色。
人それぞれに好みや苦手があるのは当然だと思っているが。
それで済ませてくれない昨今の様子が苦手である。

特に「人」に対する思いには、恐ろしいほどの力を感じる。

芸能人、作家や政治家。
好きだ、凄いよというのは問題ないのに。
嫌いだ、苦手だというだけで勢いよく反論する人がいる。

誰にだって好き嫌いはある。
自分の好み、感覚を持っていない人は許さないという人がなんと多いことか。
この狭い国だけでも、１億２千万人がひしめいている。
全員で考えを合わせるなんて、無理に決まっているのだ。

好き嫌いくらいは、胸を張って言わせてほしいよ。