白とピンク

このまま終わってもいいと思える瞬間がある。

大好きだったミュージシャンがビルの屋上から飛び降りたのもそんなことを思ったからなのかもしれない。

劇的なことを求め、たとえその一端に触れた夜があったとしても
僕はいつも通りに携帯を充電のコードに挿して眠る。
そんな自分に嫌気が差す。

白とピンク

白とピンク

  • 小説
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2022-12-23

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