六井 象
遠方の寺へ人形供養に行った妻が、そのまま消息をたって一週間後、何かの気配を感じて玄関のドアを開けると、妻が持っていった人形が、顔に煤をつけて、立っている。
【超短編小説】煤
六井 象超短編小説を中心とした短い読み物を書いています。
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