十二の支障

十二の支障

人に見せない卯の花を携えて

世を出た寅の日に辰宿を眺望した

暗い丑三つ時の中已己巳己な人々を同族嫌悪

子供は寝息を立て夢の中で午砲を聞き遊ぶ

富寿亥を胸に輝かしい未来を信じてる

いつか戊戌夢物語申し立てたみたいに

地球にない卯酉線を描いた僕は処刑されたのに

十二の支障

十二の支障

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2022-09-18

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