水曜日

早朝の扉を開けたら雨上がりの空があった

高い空のさらに高いところに
マダラ模様の雲が厳かに広がっている

すべてが澄み渡り、知らない鳥が鳴いて

別世界に繋がる不思議の扉は
この部屋にもあったのだ

これからは毎朝、僕は誰かを思って
出来れば君のことを思って、この扉を開けよう

今この瞬間とこれから先の未来は、
きっと別ものなのだ
繋がっているようで、実はぶつ切りの世界なのだ

だから僕は君のことを思いながら
毎朝この扉を開けるという、
とてもざっくりとした計画を立てる

水曜日

水曜日

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2022-05-11

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