無題

東から西に移動する太陽が
深い森の奥にまで光を届けてくる 
これは無邪気なんだ
よく晴れた日の午後に
僕の心の中は闇でしかないと証明される

薄曇りがまぶしいのは
もうすぐ晴れの予感がするからだ
晴れてしまう前に目を細めておけば
そんなに傷つかなくて済むのかもしれない
太陽の下に生きている

無題

無題

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2022-04-03

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