怨嗟

 蠱毒の死屍累々となりて、雨の泡は消えた。ただ燃えるだけだ。火葬されて思い出されるような淡いものなど何もない、ただ恨むだけだ。かつてはあったものを胸に進み、求めるだけだ。それが理由だ、生きるということだ。ただ踊るだけだ。

怨嗟

怨嗟

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2022-03-20

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