つめたい
無垢な虚構。白塗りの罪と、罰と。詩のおわりと、生命のはじまりが相殺して。みんな、どこかで狂う。ばらばらになっていく、断面から、あの、サクサクのお菓子、ウエハースのからだをもつ、きみの崩壊。むかしの本で知った、楽園という曖昧な場所の、イメージに根付くのは多幸感と絶望感がいりまじった、混沌。ユートピア。肉を削がれて、痛みを訴えても誰も、気づいてくれない。星の声は真夜中に、電波塔の頂点に立つ少女にしか届かないで。静寂。不自然なほどに。みずうみのそこで、ねむっている感覚の、二月の午前一時。
きみだけを守りたい。
つめたい
ジュラワ最新作が楽しみすぎて早く夏になってほしい。