末日

さみしさだけをたいせつに育てている、あのひと。夜中にみえる太陽と、真昼の月が、いつか交差する日。あたらしい明日を想うあまり、今日という日を撲殺する誰か。祈ることしかできない群衆。星が砕けることを予想していない、ハッピーマニア。世界線を越えて、未知のものへの期待に胸をふるわせる、きみ。やさしくありたかった、わたし。

末日

末日

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2021-08-31

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