あの春

桜が咲いた
貴女は言った
「桜は散るから美しい」と


桜が散った
どこか遠くへ
手の届かないどこか遠くへ
1枚ずつ風に攫われて…


再会の約束もせず去った貴女は
果たして美しいのだろうか
こんな僕を置いて美しくなるのか



君との春は二度と来ない

あの春

あの春

  • 自由詩
  • 掌編
  • 恋愛
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2021-08-08

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