境界

 AM6:00。風を通す為に開けていた窓から子供達の声が聞こえる。学校に向かうような時間では無いのに何をしているんだろう?夜中から無駄に頭を回し続け、夜を使い果たそうとしている自分が我に帰るには十分な出来事だった。
 どうせ考えるだけ無駄だと分かっている。けれど、目を瞑る度に堂々巡り。眠りたいはずなのに、頭と心と体は同じ私の中で全く違う動きをしてしまう。自分自身すらもコントロール出来やしない。そんな奴が対人関係で悩むなんて、、、ああ、結局また巡っちゃった。お終い。
 今夜だけで何本抜いたか分からないタバコの箱とライターを手に窓を開ける。子供達の姿はどこにも無かった。その代わりに1日を始めている大人達がちらほらいた。
「朝か。」

境界

境界

  • 小説
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2021-03-01

Copyrighted
著作権法内での利用のみを許可します。

Copyrighted