どこにも行かない日
春の朝陽を吸い込んで、いきなりの鶯。
「さて、今日は何をしよう」
赤と僕はネットを見る新聞を見る。
有名人でもない僕らの名前は、なかなか見つからない。
いいニュースも見つからない。
ないわけないでしょ〜
僕らの名前はなくたって、いいニュースはあるでしょ〜
鶯はアイシャドウを歪ませて、首をかしげる。
ってそりゃ目白だ!
俺は目白と遊んでいたのか!
目白は僕を見てまた首をかしげる。
そりゃそうだ、こいつにとっちゃどっちでもいい。
そうこうしている間にも、朝ごはんの時間です。
私は目玉焼きをつくります。
君はうぐいすパンでも食べなさい。
どこにも行かない日