睨光
桐原 水刃
肌寒い硫酸をあびて歩いていく
まだ絵が描けない
グラスワインに映る世界のままに
訳が分からない衝動を(漢語で書かれた
リアルで標準的なスリルを感じたい
あなたに臓器を捧げたいのだ
腑のパレットで血を描いて
性欲を清めましょう
銀河の終わりに棘がいっぽん
すこし唾をつけて
ゆっくりと深く入れていきます
すべてを溶かす大雨が降る (ロシア語の
ことばなんてなければいいのに
(あなたの詩は嫌いなんだよ
睨光
桐原 水刃
肌寒い硫酸をあびて歩いていく
まだ絵が描けない
グラスワインに映る世界のままに
訳が分からない衝動を(漢語で書かれた
リアルで標準的なスリルを感じたい
あなたに臓器を捧げたいのだ
腑のパレットで血を描いて
性欲を清めましょう
銀河の終わりに棘がいっぽん
すこし唾をつけて
ゆっくりと深く入れていきます
すべてを溶かす大雨が降る (ロシア語の
ことばなんてなければいいのに
(あなたの詩は嫌いなんだよ
睨光