あかり

夜。

わたしは暗闇の中を歩いている。

足元がみえない、暗闇の中を歩いている。

心。

そこは心を模しているようだ。

わたしの心をそのまま、映しだしているようだ。

わたしの心はこんなに、どうしようもないのか。

どうしようもなく、ふるえている。おびえている。

こわい、こわい。

どこを目指してもいきどまりに思える

恐怖にいまにも、窒息してしまいそうだ。

たすけて、たすけて。

あかり。あかりをさがさなきゃ。

はやく、みつけなきゃ。

呼吸を正常にもどしてくれるあかりを。

足元を照らしてくれるあかりを。

あかりを、あかりを。

わたしをとらえてくれる、ひとつのあかりを。

あかり

あかり

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2021-01-04

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