ぐるぐる
ペンと一緒に頭も動く。ぐるぐると回転して、手を動かす度に、少しずつ紐がほどけてく。それでも、途中に、ほどけてるだなんて気付けなくてわたしはただずっと手を動かしながら、ごちゃごちゃした頭と、隅まで届いてない結末で、自分の感情を完結させようとしてた。途中のなーちゃんは、もういなくってわたしの中からは、もう居なくて良くって。それで選んだ結末は、とても悲しくって。
失ってからじゃなきゃ結末にたどり着けなくって。
鉛筆の音が、いつまでも鳴り響いて、私の頭の中も、いつまでも、ごちゃごちゃと混ざり合ったままで。
ぐるぐる