放射能の唄

《 放射能の唄 》

君は放射能を見たか
原発が爆発した翌日の昼下がり
薄寒い曇天から何事もなく降り落ちる小雨に紛れて
さわさわと
  
さわさわと
降り落ちる放射能を見たのか
 
さわさわと
さわさわと
北の国の山脈の峰から
漆黒の森の秘密から

さわさわと
放射能は
今もなお降り渡ってくるのである

太郎の屋根に
花子の夢に
放射能は
さわさわと
さわさわと
今もまた
降り積もるのである

放射能の唄

放射能の唄

  • 自由詩
  • 掌編
  • 時代・歴史
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2020-10-28

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