エンカウント

マチミサキ

先ほど
知人の釣り好きより
動画が送られてきました。

『コレ、本しめじ?』

30秒程の動画と静止画。

賢明にもまだ手は出していない様で
生えたままの状態。

後で書きますが
以前に何かの席で語った事のある
私と祖母の昔話を
覚えていたのでしょう。

・・・

うーん、正直わからない。

ヒラタケみたくもあるし
ホンシメジってもっと白いような。

そもそも
野生、自生の茸って判断が
本当に難しいのですよ。

同一種でも個体により
かなり差が出たりしますので。

慣れてる人でも
間違う事もあるらしいですし。

毒性も洒落にならないものも
滅法多いので
いまだに私は天然茸は
発見しても手を出しません。

しかし

【天然本しめじ】

なら
かなり高価で美味であることは
間違いない。

皆様ご存知
あの松茸と
さして変わらない位の価値は
充分にあると思います。

ただそれを判別するのは・・・。

私が子供の頃
よく行っていた山では
秋からの茸シーズンになると

ハイキングコース上に
掘っ立て小屋のような簡易売店を建て
もはや半分、山の妖怪のような猟師オジジが
天然茸を売っておりましたが

これが
めちゃくちゃ高価。

安いのなんてひとつもない。

一万、二万は当たり前です。

が、
これが売れるらしい!!

その頃には
麓に都会の金満家別荘なんてのも
出来ていたので
ああいう人達目当てだったのですかね。

地元民が買っているのは
見た事がないので。

ちなみに
ここには猟期も(タケナワ)になると
よく猪が物干し竿のように組まれた棒に
逆さにぶら下がっていました。

遠目には何か
毛布の塊のように見えますが
けしてそうではない。

慣れぬ人には
なかなかにショッキングな光景。

茸に話を戻します。

天然ナメタケ
それに
ハナイグチなんてのは特に高い。

件のホンシメジも同じ。

あと特に有名なのは・・・天然マイタケですか。

私も
山でそれららしき茸を見付けた事は
何度かありますが
持ち帰ってきたのは
舞茸のみです。

子供には
軽く抱える程の大きさである塊が
五、六株。

これは
栗拾いに行く途中で見付けた記憶があります。

栗をいれようと
大きなビニールゴミ袋と手袋や火挟みを
たまたま持っていたので
持ち帰り
当時まだ存命であった祖母の判断を仰ぎました。

もし素手なら
触ってさえいないと思います。

そして
祖母曰く

『生えてた場所と状況が解らんと判らん。』

なんて言っていた記憶があります。

祖母は山から茸をよく持ち帰って
いましたが
いずれも天然ではあるのですが
それも畑の如くに
定位置にあるものだけだったそうで。

たまたま
通った場所で発見したものなどには
あまり
手を出さなかったようでした。

それから私、
松茸も発見した事がありますが
こちらは
そのままにしておきました。

なにか
確信が持てなかったので。

しかし
その後も間を置かず連続で山に入り
やがて
このメイビー松茸が傘が開き切り
そして萎れて行くのを
ただ観察しておりました。

それから
書いていて
当時の風景を思い描き
ハッと思い出したのですが

あの頃
山に入ると
散弾銃の空薬莢が幾らでも
あちこちに捨ててあった。

赤だの黄色だの。

当時は当たり前のことと
認識していましたが
今考えると恐ろしい。

誤射された、という話は
聞いた事がありませんが

絶対にない!
あり得ない!!

とも
言い切れない気が。

まして
誰も居ない
山の中でしょ。

尤も今は
当時なんかとは
比べ物にならぬ程
管理も厳しいのでしょうけど。

あの頃は
結構
いい加減だったような・・・。

ああ、そうそう
冒頭の釣り好きですが
数年前に
今回のホンシメジ発見の場所近くで
熊に遭遇しております。

こうして
電波が届くような所でも。

今回もその時と同じ
某県A山のガサ藪を抜けた河川。

ので

山に入る方は
キチンとあらゆる状況に
対応できるだけの準備を抜かりなきよう
オススメいたします。

ましていま
冬眠前で食欲マシマシですから。

怖いですよ。

冗談ではなく!

【加筆分】

うーん、・・・

正直
書いて良いものか迷いましたが・・・

山で偶然
発見するものは
何も茸や猪ばかりでは無くてですね・・・

私の体験上の事なのですが・・・

いや、遺体とか想像してません?

そういうのも
あるでしょうけど

実は【危ない草】だったりして。

それも
一本二本ばかり生えてる訳ではなく
小川沿いに
延々と見渡す限り
とても数え切れないほど。

でも
これ

山を降りてすぐの所に
地元の警察署があるのですけどね。

気付かなかったのか
まるで違う植物で
私の勘違いなのか

とりあえず
あの時
報告はしておきましたが。

こういうのに出くわすと困る。

あと
見た事があるのは
朝鮮人参みたいな葉っぱ

凄く特徴的なので
やたら目につく。

こちらは流石に
群生してませんでしたが。

日本には野生種は無い、とは
聞いているものの
何処からか種が飛んで来て根付く、
そういう事もあるのかも。

結局
掘っていないので
正体は判りませんが。

別に欲しくも無かったですし。

まー、
色々と生えてますが
私的には自然薯が一番嬉しいかも。

春から夏までなら
コシアブラが断トツで美味しい。

たぶんあらゆる
山菜の中で一番美味しいものの
ひとつだと思う。

でもあれは結局新芽だから
タラの芽と同じ

いわば早い者勝ちなので。

タラの芽は
時期になるとスーパーにも並びますが
コシアブラは未だにまず見掛けませんね。

そういえば
舞茸も出回るようになったのは
そんなに昔からではないですよね。

ここ数年前からかな。

コシアブラや松茸も
数が出回るとなると
魅力としては
どうなるのでしょうか。

人間は勝手ですなぁ。

それでも
私は期待してますよ。

絶対
そういう風になるように
努力されている方々は
居られる筈ですから。

有難い事です!

エンカウント

そもそもは
許可を取らずに採る事じたいが
駄目だと思いますけど。

エンカウント

どうしようか迷ったけど加筆

  • 随筆・エッセイ
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日 2020-10-18

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