ありふれた時間

フッツ

雨降りばかりだ
温かな木漏れ日が欲しくなる

すると、きみは
まるでそれを聞きつけたように僕のところにやってくる
不器用な気持ちを不器用に操りながら
他愛のない話を持ちかけてくる

他愛のない話は他愛のない会話につながり
そこに他愛のない時間が生まれる
きみはそれを狙ってる
だけど僕はそれに気づかないふりをする
その方がいいのだと僕は知っている

この時間を終わらせないように
きみと僕のやりとりは続く

それだけ僕らは
温かな木漏れ日が恋しいのだ

ありふれた時間

ありふれた時間

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日 2020-10-18

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