光る窓

章子

眠れぬ暗がりの中
手を伸ばす
スマートフォン
何も見るあてはない

光る小さな長方形
この窓から
宇宙などに繋がって
地球を眺めてみたい

果ての果ての銀河へ開き
見知らぬ星を眺めてみたい
地球のような
青い色が
あるかしら

窓の中に入り込んで
私は
無重力の冷たさに
あえぐ

恐さに
途方もなさに
ガタガタ震える

光る小さな窓のこちら側で
私は朝までの
中途半端な時を
持てあます

何もあてのない
窓を手にくるんで

光る窓

光る窓

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日 2020-10-18

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