空を見上げて ごとうやゆうき 足にぽつりと雨粒が垂れた空を見上げると雲一つない晴天少し日が沈みかかり夕日で空が薄化粧どこからか金木犀の匂いがしてきてもうそんな時期かと一人黄昏る次の瞬間一粒だった雨粒が大泣きし始めた空は相変わらず雲一つなかった 空を見上げて