自由律句 36

自由律句 36

変な間をあけて去られた


地面に靴が生えている


いつできたアザなのかわからないが足にある


ばったり会った女同士が両手を握り合う挨拶


メールの語尾に八分音符


私服が運動着の人だった


Part 1が見当たらないPart 2のスナック


伝票を見たが読めない


耳にかけてあるペンを使わずに別ので書いている


店に着く前にあらかた話題が尽きた


屁の音が大人


駅前の一本の樹から無数の鳥の声

自由律句 36

自由律句 36

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2020-09-05

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