Life


手をふったら、ふりかえしてくれた
あの子の微笑み
木漏れ日が降りそそいで
なんだか、しあわせ

それだけで
無機質に映る街の景色に
いのちが宿って
ざわめきだす、騒々しい日々

どこかでクラクションが鳴ってる
一口目の炭酸が喉の奥で
はじける
ああ、今日も生きてる
なんて
明日もおもうのかな

だれかの白い家に太陽のひかりが
反射して
それがとてもまぶしくて
思わず目を、細めてしまう

その向こうに見える、ひろがる空
水色が澄んで
なんだか、しあわせ

Life

Life

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2020-09-04

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