僕達の泥団子

 泥団子だーい好き。
 砂場に  
 バケツで水を運んで
 ピチャピチャ チョボチョボ
 泥を重ねて
 ギュッギュッ ペタペタ
 まーるくなった。
 お友だちとぶつかって
 ビチャッ

 ミートボールだーい好き。
 お弁当箱を開けると
 マルマル ツヤツヤ
 3つも入っていた。
 グサリ パクリ
 最後の1つ
 コロコロ コロリン
 お友だちの足の下で
 グニャリ

 ボール遊びだーい好き。
 トントントン ポーン
 カベに向かってシュート。
 オレンジ色のボールが
 ピカピカ ツルツル
 輝いている。
 エイッ ヤー
 けったらカベを飛びこえた。
 走ってきた車の下で
 パンッ

 お月さまだーい好き。
 お父さんからもらった絵本で
 マンマル プクプク
 じっと見つめる。
 冬の夜。
 トイレの窓から空を見上げた。
 びっくり空に丸はなし
 プシュー シュルルン

 地球だーい好き。
 緑と命
 イキイキ ルンルン
 力強く生きている。
 オギャー オギャー
 また1つすてきな命の誕生だ。
 ぼくの変わらない日常。
 地球は常に何かが変わってる。
 ガッシャン ガーガー バタリコロリ

僕達の泥団子

僕達の泥団子

  • 小説
  • 掌編
  • ミステリー
  • ホラー
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2020-08-04

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