自由律句 28

自由律句 28


喫茶店の天井に銀河


営業中の札が信用できないほどの暗さ


喫茶店の子どもがカウンターで宿題している


何も映っていないゲームテーブルの座席


レモン入りの水は嫌いらしい


男でもレディースランチが頼めるか聞いてみる


住職が原付で来た


見かけるたびに小走りの人


セックスしていたら壁を二発殴られた


蜘蛛は生かすが蚊は殺す


厨房の人が自ら料理を運んできた


親子共々襟足長い

自由律句 28

自由律句 28

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2020-07-22

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