くだらないこと

最近
たまたま目にした光景で
ネタにするほどでは無いが
なんとなく
そのまま棄てるのも、

と、いった事を簡単に。


それはある田園地帯
広大な水田では
もうかなり伸び大きくなった
色鮮やかな稲が強風の中
(ひし)めき揺らぎ合っていました。

そこに青いイセキのツナギを着た
何処(どこ)ぞのイカつい親父さんが
更に強い突風に煽られたのか
泥濘(ぬかるみ)に足を取られたのか
畦道(あぜみち)のど真ん中で
転びかけたものの
まるでダンスのステップを軽く踏むように
そして両腕をカカシのように広げて
上手くバランスを取って
転倒を免れていました。

それを見られたのが
照れくさかったのか
コッチを見てニコっと笑ったのですよ。

私は思いました・・・。


これ【ナウシカ】じゃん、と。


こちらが先ずひとつ、で
続けて
もうひとつ。



それは初夏の夕暮れ、
気紛れな梅雨空も
その時は機嫌が良かったのか
とても綺麗なオレンジの光で
道行く
人々を照らしていました。

この道は
車も少ない道で
ジョギングや犬の散歩をしている方が多い

そんな
長閑(のどか)で平和な小路の風景の中、
時を止めたかのように立ち止まっている
犬を連れたお婆さんも
日暮れ前のオレンジからヴァーミリオンに
変わりつつあるような
ふたつが混じり融け合う
素敵な色で
なんだか不思議と涙が出そうな程に
懐かしく感じる
いちめんの光に染め上げられている。

で、ワンちゃんが排便をしたのですよ、
お婆さんは日常の当たり前そのものの様子で
拾い上げようと腰を屈めていました。

私は思いました。

これ、【落穂(ウンコ)拾い】じゃん、と。

くだらないこと

普段はこの時間ではもう
食事(夕飯)は取らないのですが

有難いことに
モロヘイヤが贈られてきました

同封されていたメッセージには
生産者である友人イチオシレシピ

【 モロヘイヤのお味噌汁 】

せっかくですし
やっぱり新鮮なうちに、
と調理してみました。

うん、美味しい。

味噌味仕立てなのに
何故か
お吸い物っぽい感じもある、
初めてのお味。

本能的に身体に良い感覚がある。

たまには
これくらい良いでしょ。

・・・

レシピ通りのザク切りカットも勿論
美味しいのですが

こちら…
もっと細かく、粗微塵に近い位に
刻んで
そうですね、
味噌も今回の淡色系に仙台赤味噌を足して…
濃い目の合わせ味噌にして…
トロミももう少しだけ強くして…


ちょっと行儀が悪いかもですが

熱々のご飯にかけて
【モロヘイヤお味噌汁かけごはん】
なんてのはどうですかね?

うーん、ご飯は熱々に対して
掛け汁の温度的には
少しだけ冷ましてぬるめ向きかな…。

トロミの熱々は
美味しいけど
火傷しやすいし。

少し温度を下げたほうが
粘りも出るし食べやすそう。

どうですかね?

たぶんですが
かなり
美味しいと予想します。

で、ここに粉山椒をほんの少しふるのも
合うと思う。

なら

歯応えと食感に
アクセントが欲しいから
やっぱりパリパリ沢庵も欲しい。

そこまでするとなると
私は食べられないから
誰かやってくれたら嬉しい。

まー

そんな夜でした。

BGMは
デバージのアイ・ライク・イット です。

くだらないこと

その上、下品でどーでもいい事です、 もう読まない方が良いかも。

  • 随筆・エッセイ
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2020-07-06

Copyrighted
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