遠心力

暁烏さん。

遠心力

そっか、きみは十七歳、わたしは十六歳! 高校生! いろいろあったね、人生! 五輪とかテロとか災害とか改元とか犯罪とかウイルスとか、いろいろなニュースが流れたね! わたしが五年生のとき! 同級生のSくんが転校したの! きみが中三のとき! 作文コンクールの最優秀賞もらったんでしょ! 興味ないけど! あのね、でもね! 世知辛いね! わたしの友達には、もっとファンタジーな子がいる! いじめられた子! 虐待された子! みんな、小さい声で教えてくれるの! 聞いて、とも言われないまま! ただ話してるのを聞いていたよ! きみの目を見ていると、思い出す! 「!」をはずしたいけどはずせない! 感情がわからない! これはなにかな、きみにさわれない、だから、その、えっと、ふたりの間に遠心力? 忘れたいのに! きみのせいで思い出す! 不謹慎だね! 最低だね! みんな、今どうしてるかな! わたしはすっごく笑顔です! きみのこと以外どうだっていいよ! なんだか無茶苦茶過呼吸だ! この過呼吸を、人は恋愛って呼ぶんだね!

遠心力

遠心力

恋愛小説のつもりです。 恋愛小説読みたい人は、読まないでください。

  • 小説
  • 掌編
  • 青春
  • 恋愛
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2020-06-22

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